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update20030723

北陽平
昭和16年多摩帝国美術学校図案科卒業
※北陽平氏はご逝去されました。




堀友三郎
昭和20年多摩帝国美術学校図案科卒業
(社)日展評議員/(財)中村研一記念美術館常任理事/
福沢一郎記念美術財団理事/(社)光風会理事

 念願の校友会が創立60周年を機に発足したことを心より喜ぶ者です。わたしは戦前の学生として,上野毛校舎に学び,杉浦非水先生に直接指導をして頂いた一人ですが,なんとしてもデッサン力をつけるよう厳しく教育されました。多摩美も2万人余の卒業生を有し,社会での活躍もめざましいものがあります。卒業生,在校生,大学共々協力し,校友会設立の意義を充分高められるよう祈ります。(会報No.1より)



齊藤 惇
昭和23年多摩造形芸術専門学校日本画卒業
日本美術院特待/千葉県展常任理事/
NHK文化センター講師/四街道市美術協会会長

 創立60周年の節目に校友会が設立されご同慶の極みです。現在2万人の卒業生を擁する美術系の名門校になりましたが,想えば永い道程でした。その間,精魂を傾けられた歴代の先生方・職員の方々・卒業生の諸兄諸姉に心より感謝申しあげます。そして志半ばで徴兵或いは工場(日本光学・後の溝ノ口校舎)に徴用され,戦後二度と母校の門をくぐることの出来なかった皆様にも此の慶びを捧げたいと思います。(会報No.1より)



長江録弥
昭和23年多摩造形芸術専門学校彫刻科卒業
日展理事/日彫会理事長/日本芸術院会員

 校友会の設立を心よりお慶び申しあげます。私は永年美術系の大学には校友会は出来ないものと考えておりました。しかし,若い方達の努力によってここに校友会が出来上がりました。学んだ私には自分と仲間達との証明書のような存在です。(会報No.1より)



勝呂忠
昭和25年多摩造形芸術専門学校絵画科卒業
京都産業大学名誉教授/明治美術学会会員



魚成祥一郎※
昭和28年多摩美術短期大学図案科卒業
(株)乃村工藝社顧問/日本ディスプレイデザイン協会参与/
千葉大学工学部非常勤講師/女子美術短期大学非常勤講師

 校友会発足おめでとう。ジャンルを越えた多くの卒業生と在校生諸君と共に一会を持てたこと,こんな喜ばしいことはない。強大に発展する情報テクノロジーの時代。大学は,つねにデザインとアートをとおした新鮮なセンセーションを風化性の軸をとおして進めていくのだろう。校友会は風土性を育む道がためを。そして両者車の両輪のように限りない多摩美の未来を。(会報No.1より)

※魚成祥一郎氏は平成8年6月3日,ご逝去されました。



真鍋博
昭和29年多摩美術短期大学絵画科卒業
イラストレーター

 総会での質問で,昭和32年卒業生の名簿が成績順になっていることを知り,驚いた。油画3年,間をおいて研究科2年,非常勤講師20年なのに,準備人会で,70歳代の先輩の話をきくにつけ,知らぬこと,あまりに多い。校友会で,事業計画を担当することになったので,他の美大の名簿づくりを聞くと,中退者に印を付けて卒業生と分けている大学のあるのを知り,多摩美は,それはやるまいと思い,昨年9月の準備人会で,皆さんにお願いした。校友会こそ,おたがい,気の許せる所にしたい。(会報No.1より)
※真鍋博氏はご逝去されました。



吉城弘
昭和30年多摩美術短期大学絵画科卒業
洋画家/国際現代芸術アカデミー会員/多摩教育の会会長/
国際美術審議会栄誉会員/桑の実美術学園研究所所長

 私は昭和30年油画科を卒業。教職に就きました。昭和56年,多摩教育の会が誕生。石田茂吉先生が会長を務めその後を受けました。当校友会の発足を熱望していました。大学との健全な協調とこの組織の発展を大切に祈念,運営の一端を担います。(会報No.1より)



東海林隆
昭和32年多摩美術大学図案科(平面)卒業
(株)博報堂代表取締役社長

 プロ野球でイチローが今年も大活躍して,多くの人を楽しませてくれた。イチローは天才である。しかし,イチローの才能の開花は一人ではできない。いろいろな人とのネットワークにおいて成功した。将棋の羽生名人もパソコンで仲間と共同研究するという。人とのネットワークの中での創造性が才能を極限まで引きだすことになる。校友会もお互い連携をとりあい,刺激しあい,助け合う,そんなネットワークでありたい。(会報No.1より)

 この度、私が校友会会長をお引き受けするにあたり、何のために校友会があるのか、改めて考えてみました。
会則第2条には、「本会は会員相互の親睦をはかり、多摩美術大学と芸術文化の発展に寄与することを目的とする。」とあります。これを私なりに次のように理解しました。多摩美術大学のOBという同じDNAを持つ仲間が、社会に出て、アートの分野で、あるいは異なる分野で活躍し、それぞれ違った深い経験をお持ちになっています。それを、お互いにネットワークを組むことができれば最高です。人は人から刺激を受け、人から助けられて成長します。会員一人一人にとって、実質的に、心理的に頼りになるネットワークになるように育て上げていくことが大切だと思っています。
 また、一方で、多摩美術大学をより良い大学にしていくことです。多摩美術大学に優れた人材が多く集り、学び、社会に出て数多く開花していく。これが芸術文化の向上の最大の近道でもあります。大学の関係者の方々は、日夜それに向けてご努力なされています。校友会の皆さんも、いろいろな経験を生かし、学校経営とは違った視点から、多摩美ブランドの向上に努めて頂きたいと思います。ブランドの向上によって、校友会ネットワークも間違いなく力強いものになるでしょう。
 校友会は、いわば任意団体に近い組織です。私はもちろん、理事の方々だけの努力では何もできません。会員一人一人のご協力があってこそ、成果を上げることができます。歴史のある多摩美術大学の校友会は誕生して、まだ6年、しっかりした基盤づくりが大切です。皆さんのより一層のご支援を得て、より実のある校友会にしていきたいと願っています。(会報No.7 会長挨拶より)



竹内成志
昭和32年多摩美術大学図案科(平面)卒業
元多摩美術大学教授

 第1回総会を経て,校友会が正式に発足しました。これから将来へと続く会の存在を思うとき,スタートの重みを痛感しています。今後,一人でも多くの校友の目が向けられるよう,実のある校友会に育てたいものです。会の発展を願い,不馴れなことながら役割を全うできるよう,努める所存です。よろしくお願いいたします。(会報No.1より)



わたなべひろこ
昭和32年多摩美術大学図案科(染織)卒業
多摩美術大学名誉教授

 最近の学生出身地別をみますと東京近辺にかたまり出しているのに気付きます。地方には日本の伝統文化のルーツと底力があります。多摩美にも全国から広く人材が集まって欲しいと思います。近年は各地でも大学説明会を行う様になりました。大学も教育の場だけでなく社会文化にかかわる時代になりました。校友会の発足を機に大学との交流を深め全国的な人材の発掘にもご協力を頂けたらと各地でご活躍の卒業生諸姉諸兄にお願い致します。(会報No.1より)

 学校を出て何年になられますか。振り顧ると何時の間にか時が過ぎ去っているのを感じます。学校のキャンパスにはいつも青春があり夢があります。時には日々の生活の中で忘れかけているものを探しにお立ち寄り下さい。
 大学も皆さんが多摩美の卒業生であることに誇りをもてる大学であるために頑張っています。
 私たち卒業生も負けないで夢と誇りを持ち続けて生きたいと思います。
 校友会は大学と手を携え、可能性に満ちた若い生命を大切に育て、人間として有意義な生涯と未来を拓きたいと努力しています。私もそのお手伝いが出来る事を嬉しく思います。(会報No.7より)



金岡岩雄
昭和33年多摩美術大学絵画科(油画)卒業
国立教育会館研修事業講師

 スコットランドの荒涼とした僻地や,フランス・ぺリゴール地方の山の中を一人で旅をした時,だれもいないロマネスクのカテドラルや,ワインの酔いの中でいつも想ったのはほとんど上野毛にも出ることの少なかった学生だったのに,多摩美への誇りを持ちつづけていた事である。あたたかな校友会になる事を念じています。(会報No.1より)



稲垣行一郎
昭和34年多摩美術大学図案科(平面)卒業
広州美術大学客員教授/名城大学教授

 60歳から第二の人生が始まると言われます。多摩美術大学の創立から60年が経ち,大学は第二の新たな出発を迎えました。多摩美の創立の年に生まれ,共に生きてきた私も60歳となり,クリエーターとしても「今が出発点」と考えています。校友会の手伝いを喜んでさせていただきます。(会報No.1より)

 多摩美術大学校友会も、発足7年目を迎えることとなりました。前勝呂会長のもと、校友会の基礎作りに力を注いでまいりました。皆様にも多大にご協力いただきました結果、校友会としての組織体制ができあがったところです。
 今回、引き続き副会長として、東海林会長の補佐をさせて頂くことになりました。
 できる限り多くの多摩美術大学の卒業生に会員として参加していただくことが第一の課題ですが、そのためには校友会自体が会員にとって魅力を感じさせる存在になることが、必要と考えています。
 このたび東海林会長をお迎えいたしましたことにより経営者としての経験を豊富に積まれた会長ご指導のもとに、さらに組織の充実、拡大又は、支部活動の支援等、21世紀の校友会の更なる発展のために会員のお役に立つことができれば幸いです。(会報No.7より)



神田昭夫
昭和34年多摩美術大学図案科(平面)卒業
グラフィックデザイナー/長岡造形大学教授

 今年は長岡に滞在することが多くなり,私は何もお手伝いすることができませんでしたが,無事校友会が立ちあがり,設立にかかわられた皆さんのご協力を感謝します。校友会が,単に卒業生の消息を知るためのものや,思い出話しに花を咲かせるためのものだけではなく,ましてや学閥を形成するためのものではなく,校友会がこれからの若い世代につながる,美術とデザインの文化発信の核になるよう育つことを祈っています。(会報No.1より)



市川保道
昭和35年多摩美術大学絵画科(日本画)卒業
多摩美術大学教授/創画会



山崎美喜男
昭和35年多摩芸術学園写真学科卒業
(株)スタジオアルファ代表取締役/新多摩芸術写真協会会員/日本写真家協会会員

 私は多摩芸術学園第五期写真科の卒業生です。同校には芸友会と言う同窓会組織が有り平成3年36期の卒業生を送りだして閉校になった現在もこの組織は3千数百名の会員を擁して存続して居ります。ジャンルは異なっても一つの目的を持って多感な一時期を同じ入れ物のなかで過ごした時間は私にとっては忘れる事は出来ません。そして30数年が同期の卒業生に過ぎ去りました。それぞれの人生,仕事,経験,時々集まってはそれらについて語り合う,これが私にとっての芸友会でした。この度言わば多摩芸術学園卒業生にとっては親元のような多摩美術大学に校友会が誕生しました。この中に多摩芸術学園出身者がどれだけ参加するのか分かりませんが,芸友会がその存続基盤を失った今,唯一同じ釜の飯を食った仲間が集まれる場所としてこの度の校友会の設立に期待します。(会報No.1より)



大倉友光
昭和36年多摩芸術学園写真科卒業
多摩美術大学技術センター職員

 60周年目にして同窓会であります校友会が難産の末,発足されましてともあれ喜ばしいことです。旧多摩芸術学園には永い歴史に培われ,3000名以上の卒業生を送り出し芸友会たる同窓会がありました。芸友会の皆様には終身会費として一万円を徴収してまいりましたが財源になります新入生が平成元年を最後になくなったしだいです。ここで改めて終身会費を分納可でも3万円を納入しませんと議決権のある会員になれませんことは誠に残念です。ともあれ,あれこれ悔やんだりしてもいたしかたがないこと前向きに考え,この機会に新たな出発と思い芸友会会員の皆様にぜひ加入して頂き,旧多摩芸術学園のパワーを校友会にぶつけて下さい。(会報No.1より)



翁観二
昭和36年多摩美術大学彫刻科卒業
行動美術協会会員/宮城県芸術祭理事/河北美術展顧問

 幾つかの偶然が重なり合った若者達。共通のテーマを持って,実の家族より密度の濃い時を過ごした4年間,あの仲間達も学校を離れるとそれぞれの人生に向かって歩み始めた。時には振り返ることもあるが,あまりに早い月日に既に遠い過去になろうとしている。校友会の発足は,現在ある自分の原点を思い起し,人生の経過を改めて意識する貴重な機会となるものと考えています。(会報No.1より)



岡崎紀
昭和36年多摩美術大学絵画科(油画)卒業
多摩美術大学教授/新制作協会会員

 創立60周年を期に,校友会が多くの設立賛同者を得て発足できましたこと,設立準備にたずさわったものとして,会員の皆様に感謝するとともに大変喜んでおります。2万人余の卒業生,各方面に活躍する多数の諸兄姉を持ちながら,縦横のつながりが少ないため,知己を得る機会もかぎられておりました。設立を契機に,科,学年の垣根を取り払い,会員相互の活発な交流のもと,校友会のますますの発展に微力ながらつとめたいと思います。(会報No.1より)



太田幸夫
昭和37年多摩美術大学図案科(平面)卒業
多摩美術大学教授/サイン素材・情報センター理事長/
日本サイン学会会長/日本サインデザイン学会評議員/ISO(国際標準化機構・ジュネーブ)専門委員会国内委員・幹事

 多摩美大が今日に至るまでの60年間,全学規模の校友会が存在しなかった事実を不思議に思う。その一番の理由を知りたい。歴史ある私立美大の中でも今回の校友会は一番遅生まれではないだろうか。これまで妊娠しなかった理由,そしてこのたび生まれた理由をつまびらかにすることで,多摩美ならではの校友会に育てることができるのではないかと思う。単にうしろを懐古するだけではない,前向きのそれに,みんなの関心と期待が寄せられている。(会報No.1より)



岩倉信弥
昭和39年多摩美術大学図案科(立体)卒業
本田技研工業(株)常務取締役
多摩美術大学教授

 お誘いを頂くままに,校友会設立準備のメンバーに加えていただきました。卒業は1964年,丁度オリンピックの年,日本も私も燃えていました。あれから30年,遮二無二走ってきた自分を振り返っている時でした。改稿60周年,はからずも,その中程に居ることを知りました。先輩方,後輩諸君の丁度中間世代として,何かお役に立てるかとお引き受けしましたが,結局は忙しさにかまけて,足手まといになってしまった様です。準備委員会諸氏の御苦労に感謝致します。素晴らしい心のよりどころが出来たと喜んでいます。(会報No.1より)



関根伸夫
昭和41年多摩美術大学絵画科(油画)卒業
環境芸術家

 一生の間で知りあい友情関係を結べる人の数なんて識れているなあと最近は特に臆う。齡のせいなのか,世紀末という時代のせいなのかは解らないが,いずれにしても識りあった人達を自分としては大切にしていきたいという気分は保持している。今ここに誕生した多摩美の校友会もそんな人間の鎖りの環であって欲しい。なつかしい同窓生,尊敬する先生,先輩,そして下級生とそっと語りあえる場であって欲しい。(会報No.1より)



竹田光幸
昭和41年多摩美術大学彫刻科卒業
多摩美術大学教授/二科会会員

 待望の校友会が発足したことは誠に喜ばしいことです。わたしが昭和41年に大学に努めてからもはや30年がたとうとしている,大学紛争や八王子開校など不十分ななかでよくここまできたものだとつくづく思う,その間に多くの卒業生が育った。そして多摩美がまた此れから大きく変革しようとしている,それは多摩美の自由と活力の現れで理想的な飛躍と信じたい。校友会が母校の発展を願いお互いの親睦をはかった円熟した会になることを願ってそのお手伝いが少しでも出来たらと思っています。(会報No.1より)



五十嵐威暢
昭和43年多摩美術大学デザイン科
(グラフィック)卒業
金沢工芸大学デザイン顧問/(社)日本グラフィックデザイナー協会理事/山田照明(株)総合
デザイン顧問/多摩美術大学客員教授/
(株)イガラシストュディオ/IGARASHI INC.

 あって当然の校友会が,やっと組織され嬉しく思っています。次は校友会がどんな成果を生み出していくのか楽しみです。出来れば単なる同窓会に留まらず,会員にとってもう一度,大学とつき合えるような,大学と社会人が新しい学びの環境を生み出すような活動を実行してほしいと思います。(会報No.1より)



中野嘉之※
昭和43年多摩美術大学絵画科(日本画)卒業
多摩美術大学教授
 
 長い間の件案であった校友会が多摩美術大学60周年と同時に設立された事は記念すべき平成7年となりました。設立されるまで多々の御苦労があったと思います。設立された以後これからの活動が校友会発展の鍵となります。焦らずに地道に長期にわたるビジョンが必要とされます。校友会の会員一人一人がより必要とする魅力ある校友会であることを願っています。(会報No.1より)



渡辺達正
昭和45年多摩美術大学絵画科(油画)卒業
多摩美術大学教授

 多摩美術大学校友会は,昭和10年上野毛に多摩帝国美術学校が創設された当時の大先輩から,平成7年にそつぎょうされた若い世代まで2万人の会です。校友会は多摩美の集積であり,また次の時代への役割を果たすべき交流の場であります。校友会が母校と卒業生のお役に立つ事が出来る様,一人でも多くの方々の,ご参加とご協力をお願いいたします。(会報No.1より)



田口敦子
昭和42年多摩美術大学デザイン科GD卒業
多摩美術大学教授



田中康夫
昭和46年多摩美術大学絵画科(油画)卒業
多摩美術大学教授

 校友会設立に向け世話人会の仕事を通じ幾多の変動に見舞われた多摩美の60年の諸先輩の歴史を知ることができた。今日はインターネットの情勢に入りあらゆる点で重要なところに差しかかっている。事務局員としてこれからの生産を考える時,人間関係を固め合ったり,コミュニケーションを深めたり,また異質で多様なことに対しても寛容さを持ちさらなる発展を目指し実践したいと思う。(会報No.1より)

 



弥永保子
昭和46年多摩美術大学デザイン科(染織)卒業
多摩美術大学教授

 今は情報化時代といわれていますが,人との繋がりは,いまひとつと思われます。
 わたしは幸いにも多摩美術大学を卒業し,染織デザイン科研究室に所属することにより卒業生と接する機会に恵まれてきました。
 これからは卒業生約2万人もいらっしゃる中で,校友会に一人一人の声が集まり,もっと大きな輪に広がっていくような,そして又お互い新しいエネルギーを燃やすきっかけとなるような存在であればと願っています。(会報No.1より)

 



海老塚耕一
昭和51年多摩美術大学建築科卒業
多摩美術大学教授

 ちょっとした繋がりを社会の中で垣間見たときに,いつもと異なったやさしい世界が関係の背後に姿を現すといった,そんな,楽しく優しい集まりがあったら素敵だなとつねづね考えておりました。しかもそこでは,柔らかな,そして振幅を持った形で多種多様な出来事がゆっくりと確実にさまざまな人の手で生まれてゆく
−そんな夢を実現するときがきたように思えます。それは社会では実現することのできない理想の会でもあるのでしょう。さらに自由なシステムで動作する会をつくらなければならないのでしょう。校友会のお手伝いをするに当たってこんなことを考えました。(会報No.1より)



田代孝一郎
昭和51年多摩美術大学建築科卒業
(株)ファブリカ役員

 無事ここに,校友会が設立され,準備人のひとりとして,喜びに耐えません。これを期に,世代や科を越えて,多くの校友の繋がりが,強く大きなものとなり,新たな力と,多くの可能性が生まれる事を,期待すると共に,この校友会を中心とする,新たな活動が,校友の持つ高い創造性を生かし多くの知恵と力を集め,芸術文化の発展と,多摩美術大学の発展に,必ずや大きく寄与されるものと,確信しております。(会報No.1より)



安倍千隆
昭和50年多摩美術大学絵画科彫刻卒業
多摩美術大学教授



(ここまでの理事・役員紹介は卒業年度順です。※は第一期で退任された方です。)
昭和42年多摩美術大学デザイン科(立体)卒業の高橋士郎氏は理事を辞任されました。



内藤頼博※
多摩美術大学名誉理事長

※内藤頼博氏はご逝去されました。

 



末松正樹※
多摩美術大学名誉教授

 昨年は戦後50年,歴史の大きな節目だった。この年,多摩美術大学は創立60周年を祝い,それと同時に校友会の始めての懇親会が開かれた。戦前再建の専門学校,短大卒業の人たちも全国から集まって,私には,大学発展の長い歴史がよみがえる思いがした。多摩美には校友会が欠けていた。遅すぎたとも言えるが,これで大学の形が整ったと,わたしは心から嬉しく思った。(会報No.1より)

※内藤頼博氏はご逝去されました。


第2期(1998年度)より加わられた理事の方々



風間一男
昭和18年多摩帝国美術学校図案科卒業
カザマ・ワークス/旧軌会同人/国画院会友

 昭和18年9月に繰り上げ卒業,そのまま兵役に,懐かしい校舎は再び見る事は出来ませんでした。もう私等の母校はなくなったものと思っておりました,復興がすすみ,日本が再び蘇って,私達にも活動の場が出来ました。その時代も過ぎ,高齢期を迎えてきた私にも,多摩美術大学のめざましい発展が,有形無形に影響を賜り現在迄有意義に過ごすことが出来ました。と同時に母校意識が蘇ってきました。この度校友会よりお声がかかり参加する事になり,再び母校の門をくぐりました。面影は皆無ですが感慨無量のものがありました。校友会に携わった事はありませんが少しでもお役に立てればと願っております。(会報No.4より)



斎藤汎子
昭和30年多摩美術短期大学油画卒業
無所属

 卒業後,全くのんびりマイペースで,制作,発表するうち年月ばかり過ぎてしまいました。
先頃,住所確認のため,久しぶりに数人の同期生に電話をしました。皆,定年退職後,元気に自分の仕事に専念中でした。中に,校友会主催の講演会,版画の講習会に参加して,大変楽しかった,仕事のプラスになった,という嬉しい話も聞けました。木造校舎時代の友人たちです。古い仲間にこそ,校友会をもっと広く知って欲しいと思います。世代を超えた交流はきっとまた新しいことに出会い何かを得るでしょう。多くの方の参加,ご協力を期待しています。(会報No.4より)


水野卓史
昭和30年多摩美術短期大学図案科卒業
水野デザイン事務所/
東京アートディレクターズクラブ会員

 両親の名前は書かなくても出身校は必ず記入する。これまでずいぶん履歴書を書いてきたが少しずつ薄らいでいく学校のイメージに申し訳なくて,そろそろ記入するのをやめようかなと考えていた矢先,思いがけないお役目を頂戴した。
昭和27年入学だから渋い思い出ばかりである。それでも当時の仲間が集うと話が尽きない。渋柿が白い粉を吹いた干し柿に熟成するように,私にとって多摩美は,これからますます,ゆっくり噛み締めて味わう存在になるのだろう。一歩ずつ大事に前進していこうと思っています。(会報No.4より)



向田吉彦
昭和39年多摩芸術学園映画科卒業
日本映画テレビ技術協会会員/日本アカデミー賞協会会員

 この程,多摩美術大学校友会理事に就任致しました。理事として母校の校友会でご奉仕できることをありがたく光栄に思っております。
 記録映画,ニュース映画カメラマンで仕事して参りましたが,今日,映像製作の世界では映画フィルムからビデオテープへ更にディスクの時代へと進んでおります。そこでフィルムに携わる人が少なくなっております。フィルムの関係の機材,特にカメラ機材等は人の目にふれずに廃棄されてなくなりつつあります。カメラマンの育成と,カメラ機材等の保存を願う者の一人です。多摩美大卒業生の相互の交流と,母校の発展を願って微力でありますが努力したいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。(会報No.4より)

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名誉理事
木嶋正吾
昭和53年多摩美術大学絵画科油画卒業
多摩美術大学教授/新制作協会会員

 八王子校舎も新校舎が立ち並び,すっかり立派になりました。私が学んだプレハブアトリエも段々と姿を消すことになり,時代の映り変わりを感ぜずにはおれません。校友会もすっかり軌道にのり,様々な事業を展開し順調に進んでいるのも,多くの方々の努力によるものと敬意を感ぜずにはおれません。卒業生と校友会のつなぎ役として,微力ながら力をつくしたいと思っております。(会報No.4より)



星野章
昭和45年多摩芸術学園映画科卒業
多摩美術大学教授 



武正秀治
昭和55年多摩美術大学デザイン科プロダクト卒業
多摩美術大学助教授 



和田達也
昭和56年多摩美術大学デザイン科プロダクト卒業
多摩美術大学教授 




後藤狷士
多摩美術大学名誉教授


第3期 



藤丸國彦
昭和32年多摩美術大学卒業



鶴見雅夫
昭和34年多摩美術大学絵画科油画卒業
多摩美術大学教授