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多摩美術大学
メディアセンター設立
に向けて
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デジタル情報技術は、これまでの表現技術を統合し、新しい時代にふさわしい創造活動を切り開いてゆく可能性を秘めています。インターアクティブなデジタル通信技術は、情報を受け取る側の主体性・自発性・人間性において成立し、しかも世界同時性を持つメディアを実現しました。

コンピュータは、人間の外延に広がる表現のメディアとして活用することができる豊かな発展をとげています。 多摩美術大学は1989年、アップルジャパン社との協力提携により、情報デザイン教育を上野毛キャンパスで開始しました。そして、そのコンピュータによるアートやデザイン教育の成功経験をいかし、1998年より八王子キャンパスにおいて、新たに情報デザインの教育を開始し、4000平方メートルにおよぶメディアセンター棟(仮称)の着工がおこなわれます。

@tamabi、多摩美術大学メディアセンター構想は、昨年の建設整備委員会で発表されました。@tamabiは、希望する全学生に、基礎的なコンピュータ教育を提供します。絵画、彫刻、工芸から、広告デザイン、伝達デザイン、環境デザイン、インテリアデザイン、建築デザイン、プロダクトデザイン、テキスタイルデザイン、インタフェイスデザイン、マルチメディア、メディアアート、芸術理論、アートプロデュースに至るまでの幅広い領域において、マルチメディア時代における新しいアートやデザインの役割を探究し、創造と表現のための環境をつくります。

@tamabiは、学内の各学科間の共同プロジェクトや、各教員間の共同研究などの支援にとどまらず、広く他大学や他組織との共同研究を促進し、学外とのネットワークの拠点としても機能します。また、上野毛キャンパスと直結するバーチャルデザインスタジオを設備します。

@tamabiは、学内の学生作品や教員作品を情報蓄積するだけではなく、独自の企画による情報蓄積をおこない、図書館や美術館と一体となって、多摩美術大学の創作活動を世界のネットワークへ発信します。

本誌は、これらの@tamabi活動を推進するための機関誌として発刊されます。

教務部長 高橋 士郎


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