美術家・現代美術研究者
芸術学科長
美術学部教授
山の作業場で多くの時間を過ごしています。小さな川が横を流れている、谷間にある作業場です。いろいろなところが壊れてきています。ここで長い時間、作品を作り文章を書いてきたので、離れたくないので直しました。川の音と水が好きなことも、ここから離れたくない理由です。また、風が吹くとさまざまな音がすることもここで知り、風の様子を見るのが日課になりました。今、「水」と「風」についてあれこれ考えながら仕事を進めているのも、この作業場と私が、ある意味で一体化しているからでしょうか。ところで作業場の一角に、薪ストーブがあります。ご飯を炊いたりシチューを作ったりして楽しんでいます。木や油の匂いとともに、欅や楠、銀杏などの木が作る炎のなかでできあがる食事の匂いは格別です。小さな真実が見えてきます。ものを考えたり、触ったり、作ったりすることは特別なことではありません。ほんの日常の光景です。そんな光景を手に入れて下さい、楽しみながら。
素顔のワタシ 水と風を捉えて形にしたいとダヴィンチのような大胆なことを考えている。時間があれば日本のあちらこちらを旅し、水と風を探しに出かけている。素潜りも大好きで水中写真も撮る。
略歴
1951年、神奈川県生まれ。
多摩美術大学大学院修了。
美術家としての制作を、鑑賞理論としても論理化しつつ、子供との交感を通して独自に展開。
「第6回インド・トリエンナーレ」ゴールド・メダル、
「第4回アジアンアート・ビエンナーレ、バングラディシュ」最優秀作家賞、
第15回平櫛田中賞、
「第19回サンパウロビエンナーレ」、
「プライマル・スピリット―今日の造形精神」ロサンゼルス・カウンティ美術館、シカゴ現代美術館ほか北米を巡回、
「第19回現代日本彫刻展」神奈川県立近代美術館賞、
FOCUS 2002「結界 海老塚耕一展」神奈川県民ギャラリー、
高島屋文化賞。
HP「海老塚耕一の作業場から」:http://www.tamabi.ac.jp/geigaku/profile/ebizuka/ebizuka.html
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