詩人 美術学部教授
芸術人類学研究所研究所員
言葉とはだれにでも関わってくるものだが、関わりかたは一人ずつで違っている。それは一人ひとりの人間が違っているから当然だとはいえる。けれども、人間は言葉を所有しているわけではない。それは自分の内側にあるようで外側にもあるのだから。どうやら言葉は心そのものとも違うし、物質でもない。道具のようなときもあれば、なんの役にも立たないときもある。だが、幸福も不幸も、美の衝撃でさえ、言葉を引きずってやってくる。あるとき、言葉は乗り物のようなもの、あるいは翼のようなものだ。 私たちを遠くへ連れていってくれるし、転覆や墜落を経験させてくれるかもしれない。言葉は自動車ではないが、大人になるのだから、少なくとも言葉の運転免許を取得したようなところまでは行こう。つまり、言葉によって傷を負いつづけない人間になろう。 そして言葉によって探究するところまで行こう。なにを? それはたくさんありすぎるから、ここで、きみが見つける。
素顔のワタシ 「史上最高の草野球チーム」(「週刊文春」)といわれる「クーパースタウン・ファウルズ・ボールクラブ」を創立して30年、GM兼三塁手として通算1000試合出場目前。13年連続盗塁王、4度の首位打者の面影、今やなし。
略歴
1950年、福岡県生まれ。
一橋大学卒。詩人・作家・批評家。
その詩は散文との重層領分に及び、『胡桃の戦意のために』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『左手日記例言』(読売文学賞)、『猫の客』(木山捷平文学賞)、『ベルリンの瞬間』(紀行文学大賞)、『伊良子清白』(芸術選奨文部科学大臣賞 自装で造本装幀コンクール経済産業大臣賞)、『遊歩のグラフィスム』など多彩。
『伊良子清白全集』編纂をふくむ清白関連全業績で藤村記念歴程賞。
ドナルド・エヴァンズ、河原温、加納光於とのあいだに成る美術関連書のほか、装幀の仕事もある。98年度ベルリン自由大学客員教授。
公式サイト:《TAKASHI HIRAIDE laboratrium》
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