美術文明史家・ケルト芸術研究家 美術学部教授
芸術人類学研究所所長
映画や音楽や絵や詩や小説を自分の愉しみとして「没頭」する時、それを趣味といいますが、事物を「知的」に分析し、それがどう構成され、いかにして生まれたのか、なぜ魅力に満ちているのかなどを、考えて(ホップ)、論じ(ステップ)、自ら発見してゆく(ジャンプ)時、それは「学問=科学」となります。
「芸術」とは、宇宙・自然・人間という「謎めき」を真剣に見つめ、それを色や音や光や運動を用いて、人間の手で現出させてみせる術ですが、「芸術学」は、この営みに関わる人間の想像力や労苦のいっさいを、愛と知で迫り、明らかにしようとする方法であり、それ自体が、更なる「芸術」的編成(フォーメイション)となる営みです。 芸術学の一刻一刻は、だからおおきな困難と愉しみに満ちていますが、私の講義やゼミは、あなたが真剣にホレ込んだこととじっくりと向き合え、「謎めくもの」と「知性」が邂逅して、無限で、けなげなフーガを奏でながら、海を漕ぎゆく船でありたいと思っています。 荒波と語らいを愛する乗組員、募集中です!
素顔のワタシ 19歳のとき、ソヴィエトの船で、横浜からナホトカへ着岸、そこからユーラシアを大陸横断し、ヨーロッパを巡り、北アフリカまで旅した、のがもろもろの原点。ジプシーの群れに加わり、フラメンコを踊りながら流浪する夢は今も捨てていないようである。
略歴
常陸の国生、おとめ座、AB型。
早稲田大学大学院修了後、アイルランド、ダブリン大学トリニティ・カレッジ留学。
処女作『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)で、わが国でのケルト文明芸術理解の火付け役となる。西はアイルランド、スコットランド、ブルターニュから、東は黒海、ウクライナまで「ケルト文明」の探査、そしてウズベキスタンや内モンゴルなど、ユーラシア文明の「装飾・デザイン」交流史を追跡中。
『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、 『装飾する魂』『ジョイスとケルト世界』(平凡社)、
『装飾の神話学』『ケルトの歴史』(河出書房新社)、
『「装飾」の美術文明史』(NHK出版)、
『黄金と生命』(講談社)、
『京都異国遺産』(平凡社)、
『阿修羅のジュエリー』(理論社)など多数。
NHK教育TV「人間大学」出演。ドキュメンタリー映画『地球交響曲第1番』(龍村仁監督)でアイルランドの歌姫エンヤと共演。
参考サイト: 鶴岡真弓の本と講座NEWS
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