Shiro TakahashiRaymond Roussel → Chapter 2 of "Locus Solus"
2-1. les demoiselle

第2章は風の気相、開放系のカオスに関する物語である。
積分法によっては得られない複雑な物理現象を概念化して「カオス」と命名したのは1975年のことである。
それにしても、混沌のカオスから整然としたモザイク画を生成するというルーセルの発想は尋常ではない。しかしながら、混沌からの天地創造は神話世界での常套手段であり、河の流れから創世記のタペストリを生成する発明家ブデユの織物機械や、彫刻家フィユクシェの波紋絵画を、将来の超高速コンピュータが実現しないとは限らない。ダヴィンチが繰り返し描いた水流カルマン渦北斎が描いた波形のCGシミュレーション画像を現代のスーパーコンピュータはすでに実現している。



" les demoiselle "

" Den Rytter "


weather map on 10th Dec. 1887
1849年にはロンドンの新聞社が電信技術1837年を利用して各地の気象情報を集め、天気図を作成し発行した。現代の気象予想は、スーパーコンピュータを利用して気象・水象・地象などの数値解析シミュレーションをおこなう。GSP


デュシャンが描いた " Les Demoiselles "

モザイクを自働制作する気球装置 paving-beetl

A: 淡黄色の軽気球
B: 襟状の網に囲まれた
  アルミ製の自動バルブ
   円形のシャッター
C:  クロノメータ
D: 極細の赤い絹糸
E: アルミの丸盆
  リベットによってアルミの細い円柱本体に固定
F: 黄土色の物質 G: 本体上部に斜に取り付けられた
  アルミの長い棒 、先端は3本に分岐
H:  背中が鏡のクロノメータ3個が西南東に面し、
   太陽の運行を追う。
I:  斜棒の中央がら延びた支柱。
J:  曲線のレンズ枠
K: レンズ
L: レンズを回転させる極小のクロノメータ
M: 本体にネジ固定された水平の金属棒、安定装置
N: 亜鈴を半分にした形の丸い分銅
O: 円柱本体の中央を直角に横切る大きな羅針盤の針
  磁気によって飛行方向を一定に保つ。
P: 3本のアルミの曲がった鉤爪
Q: 細い垂直の軸棒に吊り下げられた青い金属製と
   薄灰色の座金に差し込まれ3本の細い針
  磁力は原子の特殊な配合の結果生まれる(48)
R: クロノメータ

Szinyei Merse Pa´l , 1882