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携帯用電気ドリル

〔構造と形態〕1996.11

多摩美術大学
立体デザイン科
高橋士郎

 

工業デザインの形態を創作するための、定型的なデザインプロセスを忠実に実行する。
定型的なデザインプロセスを踏むことにより、 機能性・材料特性・加工技術・構造強度・審美性・社会性・経済性など、 形態を決定するデザインの諸要素を理解する。
デザインの分野は多方面にわたる。
その製品の一つ一つをとりあげ、その内容の総てを学習することは、もとより不可能なことである。
しかし、どのような問題にぶつかっても、その問題の解き方さえわかれば、 問題解決への到達は容易であろう。
往々にしてデザイン経験の浅い者は、いくら良いイメージを持っていても、 適切なデザインプロセスを計画することができず、いたずらに思考錯誤をくりかえすだけで、 いっまでたってもイメージを物にすることができない。
完成度の高い工業製品は、問題に則したデザインプロセス、方法、手順の組み立て、 必要な設計資料の入手、実験を重ねて初めて実現する。

第1週 仕様を設定して、その形態のアイデアを展開する。

主要機能と性能・機構部品と機能関連法規と表示の説明
器体構造と基本形状・機能性・安全性・審美性の説明
内部機構の実測製図・ミニマム寸法の説明

製作・内部機構のミニマムモデル木型 3個
製作・スタデイモデル油土模型
(本体およびプラグA/B/C案)
製作・アイデアスケッチ
(本体およびプラグA/B/C案)
製作・チャック石膏模型
(シリコン型 KE12RTV+CatRM )1個

第2週 A/B/Cの3案を検討して、決定案を制作する。

冷却穴面積・金型抜勾配・表示グラフィックのチェック

製作・決定案の油土原型(本体およびプラグ)
製作・決定案のレンダリング(銘板・色彩)

第3週 モックアップを製作する。

製作・油土原型
(セクションとテンプレート・曲面製図)
製作・石膏雌型
(石膏注型・離型・修正・水研・乾燥)
製作・表面処理
(下地塗装・仕上塗装・ネームプレート)
製作・部品組立
(コード・チャック・スイッチ)

第4週 プレゼンテーションパネルを製作する。

モックアップの撮影
(ライティングと撮影技法)
プレゼンテーション計画
(内容の編集・表現技法・演出訴求)

製作・パネル#1 概要説明 着色三面図
製作・パネル#2 詳細説明 機構説明図 表示部分詳細
製作・パネル#3 過程記録 模型写真 製作プロセス写真