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借入金等利息比率:借入金等利息の帰属収入に対する比率で、低い値が良いとされる。この比率は、借入金等の額および借入条件等によって影響を受けるが、借入金利息は資金調達を他人資金に依存しなければ発生しないものであるため、比率は低い方が望ましい。本学は、2.8%(平成10年度)と芸術系部門平均1.1%に比べて1.7%高い比率であり、その内容は八王子校舎整備(校地取得50億円、絵画棟建設18億円)に要した借入金の利息であり、借入時の約束により繰上償還などの元金返済がしにくい現状では比率を低下させるのは難しい。

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消費支出比率:消費支出の帰属収入に対する比率で、低い値が良いとされる。この比率は、当該年度の帰属収入から、人件費、教育研究経費、管理経費、借入金利息など消費支出として消費された割合を示すもので、消費収支分析上最も重要である。この比率が低いほど自己資金は充実し経営に余裕があるといえる。 逆に、この比率が100%を超えると基本金組入前で消費収入が赤字であり、著しく経営が窮迫していることになる。本学は、77.2%(平成10年度)と芸術系部門平均78.6%と比べて1.4%低い比率である。 今後もこの水準を維持する努力が必要である。