-NOW-
start shooting "SHISYA NO SHO"
NEXT


『死者の書』の撮影は多摩美術大学で行なわれ、川本氏は学生たちに人形制作を指導。さらに授業として人形アニメーションの講義も行ない、今年81歳を迎える川本氏を筆頭にベテランから若手まで10代から80代までという幅広い年代層のスタッフが揃った ...

都大路・東大寺の人形制作およびアニメーション:安達秀美 飯田甘奈 川上秀行 菅野藍 岸聡子 桑原聡志 小阪由布紀 斉藤充奈子 佐々木恵 関口彩 高田ナギサ 高橋あい 高橋済 竹内沙織 谷川羊布子 垂見綾 露木妙 遠山陽子 永瀬聡子 根来麻希 野沢夕記 畠山綾 花塚愛 船橋理奈 前田友佳 宮川卓也 宮本彩乃 村穂秀児 山口百合子 吉川枝里(多摩美術大学学生、川本喜八郎特講履修者)

イメージ:神戸智行(多摩美術大学日本画研究室)

協力:莇貴彦(多摩美術大学情報デザイン研究室)、片山雅博(グラフィック研究室)

撮影スタジオ:甲斐重守、野澤敏之、林智明、村穂秀児(多摩美術大学メディアセンタ)

制作賛助会員ひとこまサポーター:多数 (多摩美術大学)

製作実行委員会:山下恒彦副会長、高橋史郎、H2O清水(多摩美術大学)

――製作にあたって、スタッフとスタジオの確保も難しかったと思いますが。
これは桜映画社のプロデューサーである福間順子さんがうまくやってくれたんですが、いくつもの幸運が重ならないと、このような作品はできないと思いますね。まず美術デザイナーですが、中学の同級生でもあった村木与四郎(*16)に依頼に行ったんです。そうしたら「いまは継続的に映画をつくっていくことができず、大道具の組織自体がなくなってしまった」と断られたんですよ。それではたと困ったんですが、いまこういう組織があるところはどこだろうと考えたら、テレビの世界なんですね。そこで、NHKの山下恒彦(*17)さんに相談したら、すばらしいアレンジをしてくださいました。幸いなことに、山下さんは多摩美術大学にもかけあってくれて、僕が講義をやるかわりにスタジオを貸してくれる、ということになったんです。さらに、「手つだわせてください。」と手をあげてくれた、若いスタッフが6人ほどいたんですよ。いちばんよいスタッフ構成というのは、さまざまな年代の人がいるということなんです。年よりだけとか、若い人だけでは、あまりよい作品はできませんよ。

NHK放送のメイキング:
ハイビジョン特集 「1/24秒に命を吹き込む〜人形アニメ作家・川本喜八郎の世界」

[スタッフ] [桜映画社] [川本喜八郎] [動画] [動画]

[ミツワ石鹸CF] []
1954年(昭和29年)テレビCM。3体の人形バトンガール(アニメーション:川本喜八郎)が、三木鶏郎作曲の歌に合わせて踊る


山下恒彦

「死者の書」1939, 1943
折口信夫 1887-1953 釈迢空

大場磐雄 1899-1975
石田 英一郎1903-1968
江上 波夫 1906-2002
安藤 礼二 1967-

岡野弘彦 1924-
池田弥三郎 1914-1982
平井徹 1972-

中将姫 大津皇子

イジー・トルンカ 1912-1969


1972年『鬼』[youku]