<多摩美術大学アートフォーラム>とは  多摩美術大学アートフォーラムは、マルチ・メディア時代、高密度情報化社会における新しいアートやデザインの役割を探求し、芸術創造のための拠点づくりをめざすグローバルなコア・センターです。
美と知の表現、伝達、蓄積、応用に関するさまざまなメディアは、技術革新や文化の変容とともに大きく変遷してきました。
アートフォーラムは、こうした歴史的なメディアの変化をふまえ、メディアや情報のあり方を総合的にとらえ、実験的なプロジェクトを実践してゆきます。
 
<多摩美術大学アートフォーラム>の特徴
[コンテンツやヴィジョンの発信の場としてのアートフォーラム]新時代における新しい情報や表現のあり方を模索し、かつてない形式を持ってコンテンツやヴィジョンを多様なメディア・テクノロジーを使って発信してゆきます。
 
[インタージャンルとインターメディアのシステム]従来の美術大学の枠組みを決定してきた学科編成やカリキュラムをのりこえて、メディアやジャンルを自由に往来できるような創造研究環境を用意し、新しい価値や意味をつくりだせる人材の育成をめざします。
 
[コラボレーションとネットワークの重視]未来の創造においてなによりも重要なのは、コラボレーションとネットワークであるといわれますが、アートフォーラムは各学科や教員、学生の間の共同プロジェクトや共同イベントのみにとどまらず、広く他大学や、企業、研究所との共同研究、共同事業を促進し、さらに海外研究員の受け入れやアーチスト・イン・レジデンスの実施を行うなど、海外とのネットワークの拠点となり、新しいものづくりや斬新な研究開発のリソース・センターとしても機能します。
 
[多元的で画期的なデジタル・アーカイブ]
アートフォーラムの核をなすメカニズムの一つに本格的なデジタル・アーカイブがあります。生徒や教員の作品を蓄積するアート・ファイルや卒業生の仕事を集めたOBファイル、情報の新しい見方を提示するメディア・テーブルなどのインターフェイス群、CD-ROMやDVDの貴重なコレクション等、多摩美術大学の中心的な情報インフラストラクチャーとしての役割を担う、有機的な情報収集がここではおこなわれています。
 
[コミュニティと情報提供]アートフォーラムは、さまざまなイベント、シンポジウム、レクチュア、ワークショップ等のプログラムを企画運営し、学内ばかりではなく広く地域住民や外部来訪者に働きかけてゆくオープン・フォーラム・システムを持ち、かつ独自の情報蓄積と情報提供の仕組みを通じて内外の交流を促進してゆきます。