福岡県 嘉麻市小野谷803付近
2023/07 撮影
嘉麻市南部、棚田が広がる山間にある。
今まで調べた中で最高の珍品。花崗岩を角材状にカットし、ほぞに差して組んでいる。3本脚のうち1本（写真右側）は束石に乗っている。見張台も屋根も石造で、屋根を支える柱は下の柱とはほぼ同じところに立つが別の材料、ということは見張台のほぞ穴はかなり浅い。丸い屋根には鋳物の半鐘が下がる。足元に石碑があり昭和5年に複数の人の寄贈で作られたとある。地元の教育委員会で登録有形文化財にしようと動き始めているが、なぜ石造なのか、なぜこのかたちなのかなどまだ謎が多い。