001 電柱 考 

 鳥取県

 美しい町並みの第一歩は電柱の地下埋設、というのは常識になってきている。ヨーロッパの町並みと比較して、日本の町並みは電柱があるから醜いとまで言われてしまうほどの悪役である。しかし電柱とはそれほど邪魔なものだろうか。

 左の写真は倉吉にあった立派な木製電柱である。これだけ立派な木製電柱は最近見かけなくなってきた。多くの電線とトランスを背負って、現役バリバリである。保存物件なのだろうかと思わせる。土木構造物など産業遺産が保存対象になってきたことを考えると、そろそろ電柱を保存するという発想が出てきそうだ。

 「電柱が美しい町並み100選」 が登場するのはいつだろうか。