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キジ 歴史建築民族博物館 

Государственный историко-архитектурный и этнографический музей-заповедник "Кижи"
 

キジ島はロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖にある細長い島で、1960年木造建築の特別保護区に指定され、周辺地域から木造建築が移築されて島全体が野外博物館となり、1990年世界遺産となった。

1714年築の巨大なプレオブラジェンスカヤ教会と隣接する1764年築のポクロフスカヤ教会、1874年築の鐘楼が中心となっている。島の住民は博物館従業員など博物館関係者が多い。南北7km、東西500mの細長い島全体に教会と民家や風車など合わせて89棟の木造建築が点在している。民家のほとんどは19世紀から20世紀初頭のパイン材を使用した校倉造である。

見どころは船が着く南部に集中していて、北部では公開されていない民家も多い。オフィシャルサイトの英語名はThe KIZHI state open-air museum となっているが、ロシア語名の意味は歴史的建築と民俗の博物館。

 

ペトロザヴォーツクの北68km。水中翼船で1時間20分。冬期はオネガ湖が凍結し運休するが、博物館は通年開いている。

 

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プラオブラジェンスカヤ教会、木造ネギボウズ山盛りの大迫力、島に近づくと森の上にそびえているのが見えてくる。

 

左側が納屋の部分。基本は校倉造りだが、納屋部分には柱もある。

 

キジ島北部にも迫力ある大型民家が多数移築されていて、実際に人が生活している。船着き場からここまで5kmくらい歩く。