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アルザスエコミュゼー

Écomusée d’Alsace 

 フランス東部アルザス州の民家を集めた民家園。

1970年代にこの地方の古い農家の修復をしていたボランティア団体の活動が設立のきっかけとなっている。ウンガースハイムの自治体から約10haの敷地を寄付されて、1984年に開園。現在70棟以上の建物を有する規模になった。

インテリアは復元されているものも、展示空間として現代的にデザインされているものもある。壁を塗らずに軸組みだけで見せている建物もあり、体験プログラムなど、教育的な配慮が重視されている。

また自然環境の保全にも力を入れていて、屋根の上にはアルザスで多く見られたコウノトリの巣のための台が設けられ、湿地を舟で巡るルートも設けられている。かつて飼われていた種の家畜の飼育とその解説も充実している。現在、隣接する廃鉱跡も取り込む計画がある。

 

アクセス:ミュールーズの北約13km。公共交通機関は無い。

 

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▲園内を馬車がまわっている。

 

▲ほとんどハーフティンバー

▲コウノトリはホンモノ

▲屋根の上にコウノトリの巣のための台を乗せている