二代目 枕木  コンクリート枕木   

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                    栃木県 東北本線石橋駅

 

 木製の枕木はこのコーナーにあげるまでもない再利用の定番中の定番で、一時流行したガーデニングには不可欠のアイテムだった。しかし日本の鉄道では木製枕木はもう非常に少なく、最近はオーストラリアからわざわざ使用済み枕木を輸入していたりする。

その木製枕木の後を継ぐのはコンクリート製枕木で、これもそろそろ廃棄品が出てきている。とはいえ、コンクリート製は単純な直方体ではなく、断面は台形だし、レール取り付け部がもりあがっているし、再利用の自由度は低くなるため、うまい使用例はなかなか見かけない。

 東北本線の石橋駅前の駐車場の車止めにこの再利用を発見した。まだ鉄道から遠く離れていないようだ。鉄道は自動車にお客を取られて衰退が著しいが、地方では駅前に駐車スペースを用意して、駅まで車で来て遠距離は鉄道に乗せようという動きがある。ライバルを何とか引き寄せようという この場所で 第2の仕事をしている枕木は単なる再利用を超えた意味を感じる。

・・・・ちょっとおおげさか。