ステンレス浴槽の池                       大阪府 N さんから
 

 

 

 

 

投稿ありがとうございます。

 

自邸庭に池が欲しかったが、コンクリートは使いたくなかったのと、掘っただけでは地盤への漏水が気になったので、解体屋に行ってステンレスの浴槽を貰ってきて、三日がかりで庭にそっくり埋め込んで池とした。ステンレスの光沢はいかにも不自然なので、周囲と上面にレンガを積むことによりファイリングした。遠目にはステンレス風呂とはまずわからないが、近くにいって上部から中を覗き込めばもちろんわかる。
水草が生い茂る中、金魚とメダカとミナミヌマエビが生息する。
風呂桶のままでは深い部分だけになってしまうので、生態を考慮し、水中にひな壇をつくって、浅い部分と深い部分ができるようにしている。これで、各生物がそれぞれの好みの層に落ち着くことができる。

成果:
全体の3/4以上が土中にあるので、水温がきわめて安定しており、夏は高温にならず、冬も凍結しない(庭の周囲の容器の水は凍結する)。水深が深く水量が多いので、水質が安定しており、めったに水替えはしないが生物の排泄物などは水草やバクテリア等により自然分解しているようで、濁りもなく澄んでいて、底面も見える。金魚も永年元気で、メダカも自然繁殖するほど元気なことが、生態環境が良好であることの証左である。

 

N