概要：
アルミ鋳造製の円形ガーデンテーブルの三本の脚がばらけないように、中央で繋ぐ部品があったが、もと部品はアルミ鋳造製で脆いので、組立ててしばらくすると割れてしまった。これがなければ、テーブルは力学的に不安定となり、機能しない。
なにかいい代替部品はないかと考えていたおり、ちょうど捨ててあったミニバイクのスチールホイールの中央部分がうまく合いそうだったので、拾ってきて、その外周部を切除し、転用する。

成果：
三本脚ということは、120°間隔に三本、放線方向に出ている形状のつなぎ材が要るわけであるが、ミニバイクのホイールの形状寸法がこのニーズにまさしくドンピシャで、外周の余分を切除するだけで、必要な補修部品を得ることができた。スチール製なので靱性に富み、力がかかっても割れることはもうない。すなわち、当初設計より高性能な製品として生まれ変わった。中央部の回転軸の穴は、パラソルの軸や旗竿などを立てるときに差す穴としてうまく利用でき、無駄なく機能している。また、これがミニバイクのホイールで補修してあることは、説明するまで誰もまったく気付かない。

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