配管端材製の階段手すり

貴HPで拝見した配管手すりは固定式ではなく移動式でしたが、これは固定手すりで、しかも階段用ですので、移動式の置き手すりよりも、実際に力がかかります。
これは小生の作ではなく、昨年夏に、新宮市のとある工場でたまたま見つけて、嬉しくなって撮ったものです。（こういうのが大好きなんです。）

写真からは読み取れないことを書きますと、この工場の敷地は河川近傍で、数年毎に大きな台風が来ると、川の増水で水かさがあがり、敷地が水没します。この小屋は、モーターを設置しているのですが、配電盤や機械などが水没しないように、地盤面からかさ上げしておく必要があるのです。機器のメンテのためには小屋に上がらねばならないので、階段が要ります。階段は付けたけど、おっとどっこい手すりがない。回りを見渡して、たまたま廃材の配管があった。これを利用して手すりにした、という
ストーリーでしょう。実にうつくしいおこないです。配管の分岐を上に向けるか下に向けるかは、悩みどころだったとおもいますが、写真の通り下に向けています。

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