プログラム

多摩美術大学の免許状更新講習

教育職員免許法により、教員免許には更新制が導入されています。免許状をお持ちの先生方は、それぞれの修了確認期限までに30時間以上の免許状更新講習を修了し、必要な手続きを行うことになります。
多摩美術大学では、専門性と総合性の融合という目標を掲げ、広く社会に開かれた場所としての取り組みを行ってきました。最新の設備環境と個性的で活力に満ちた指導陣の下に、当大学の特色を活かした免許状更新講習を実施します。

必修領域:
「教育の最新事情」

選択必修領域:
「生き方教育としての進路指導・キャリア教育の在り方を探る」

 ※必修・選択必修領域はセット受講です。いずれか一方のみの履修はできません。

必修領域においては、教育行政の今日的課題に伴う教育理念の再考、教育方法への新たな取り組みや教育対象としての児童・生徒の現状把握等についての問題をどのように認識し、その問題解決を図らなければならないかを取り扱います。

選択必修領域では「生き方教育」として進路指導・キャリア教育で学ぶ基礎的・汎用的能力について取り上げ、それらの育成方法として、教科や道徳教育と連動した実践を例を示して検討します。また最近シチズン教育の一環として注目を集めている地域課題解決型キャリア教育を事例を交えて検討していきます。

いずれの領域も、先にあげた諸問題への対処を研究課題にしている専門研究者により構成し、適切な講義を展開します。

※内容は変更になることがあります。予めご了承ください。

7月30日(火) 必修領域 
1時限
9:00〜10:30

生徒指導におけるカウンセリングマインド

 担当:榎本 和生(共通教育 教授)
人に対する姿勢としてのカウンセリングマインドを生徒に適応する方法と勉強を中心とした習慣を確立する自己管理の方法を講じながら生徒指導(ガイダンス)のあり方を詳説する。

2時限
10:40〜12:10

子どもの発達と教育

 担当:山本 崇博(上智大学大学院 非常勤講師)
子どもたちの発達やその支援を考える上で、重要になる枠組みの一つは、生物心理社会モデルです。子どもたちは、体や脳の仕組み(生物)、感情や思考や行動(心理)、対人関係や環境(社会)の三者が相互に影響し合う中で発達していきます。本講義では、教育場面で出会う、発達障害、不登校、こころの病気といった様々なニーズを持つ子どもたちを理解し支援するための方法を、生物的、心理的、社会的な側面から考えていきます。

3時限
13:00〜14:30

専門職としての教師と実践の省察

 担当:後藤 正矢(東京未来大学 講師)
近年の教育改革では、教師自身に社会的要請を理解し、絶えず省察し改善することを求めている。本講習では、教育の現代的話題を概観した上で、専門職としての教師とその力量開発について講義し、教育観・子ども観や教育実践を省察する具体的方法を紹介・演習する。

4時限
14:40〜16:10

国の教育政策や世界の教育の動向

 担当:葉養 正明(文教大学 教授)
我が国や諸外国の教育政策の推移や課題について解説を加える。
我が国については、とくに臨時教育審議会(昭和59年設置)答申以降に焦点を置きマクロな視点から教育政策の動向をたどる。同時に、平成32年度に予定される学習指導要領の全面改訂をめぐる動きについても考察を加え、それに影響を及ぼしているOECDの教育調査や諸外国の教育動向についても考察する。講義全体としては、我が国の現在の学校教育の動向や課題について国内外に視野を広げ、大局的に理解することを目指す。

試験
16:30〜17:20
筆記試験
 7月31日(水) 選択必修領域
1時限
9:00〜10:30

生き方教育としての進路指導・キャリア教育

 担当:坂本 建一郎(時事通信社 出版局編集委員)
進路指導・キャリア教育に関する法令や中教審答申を概観し、進路指導・キャリア教育で育成すべき基礎的・汎用的能力について詳説する。また、小中高の新学習指導要領 におけるキャリア教育の位置付けについて解説する。 

2時限
10:40〜12:10

欧米のキャリア教育

 担当:安生 祐治(共通教育 非常勤講師)
米国のキャリア教育の実践を概観し、 キャリア教育のあるべき姿を考察し、表現する。

3時限
13:00〜14:30

道徳教育と連動した進路指導・キャリア教育

 担当:和井内 良樹(宇都宮大学 教授)
教科化された道徳科を踏まえ、道徳教育と連動して進路指導・キャリア教育を扱う場合の具体的な内容と留意点を事例を交えながら詳説する。

4時限
14:40〜16:10

地域課題解決型キャリア教育の進め方

 担当:榎本 和生(共通教育 教授)
シチズン教育の一環としても導入されつつある地域課題解決型キャリア教育を高等学校を例にとって紹介する。さらに演習を通して勤務校に導入する際の留意点について詳説する。

試験
16:30〜17:20
筆記試験
ご案内
主な対象 原則として現職あるいは教員経験者。
校種:小・中・高  全教科。
受講料 12,000円(選択領域と併せて受講の場合は37,000円)
定員 50名

 


選択領域「美術科教育の今日性」

選択領域については、教科指導を行う上で重要な事項を精選し、実践的な内容の講習を実施します。
具体的には後述いたしますが、学校教育における美術教育の今日性に着目し、鑑賞教育の充実と幅広い教材研究を中心にプログラムを組みました。
1日目は、教科教育の問題点として「鑑賞教育の充実の視点」を取り上げます。また2日目・3日目においては本学情報デザイン学科情報デザインコースと絵画学科日本画専攻がそれぞれ担当し、1日完結型の演習/実技講習を実施します。

※内容は変更になることがあります。予めご了承ください。
※3日間で1つの講習です。 

8月1日(木)
1時限
9:00〜10:30

美術教育の意義

 担当:丸山 浩司(共通教育 教授)
美術科教育の現状を踏まえ、専門的な美術の内容をどのように教材化するか、その方法を解説する。実技実践、鑑賞教育の具体的な授業例を元に詳しく解説する。
2時限
10:40〜12:10

現代の教科観と表現の本質

 担当:丸山 浩司(共通教育 教授)
芸術における自己表現の本質を現代美術と音楽を題材に解説する。現代の芸術家が語りかけるものを元に、美術教育のあり方を考える。 
3時限
13:00〜14:30


新学習指導要領の趣旨とこれからの図工・美術教育

 担当:中村 一哉
(元府中市立府中第五中学校長/中央教育審議会 芸術WG委員)

新学習指導要領の移行措置が小学校で最終年度、中学校で2年目を迎え、今後は高等学校でも準備が始まることを踏まえて、これからの図画工作、美術科等の指導の在り方を、教育課程全体の改訂の趣旨から捉え、具体的な授業のあり方についての理解を深め、今後の方向性について考える。
4時限
14:40〜16:10

美術教育における鑑賞と言語活動

 担当:原 美湖(横浜美術大学 助教)
国内外の鑑賞教育の紹介と、言語活動を伴う美術教育のあり方についての解説と考察、演習を行う。
試験
16:30〜17:20
筆記試験
8月2日(金) 
1時限

4時限
9:00〜16:10

情報デザイン プログラム
「表現を楽しく学ぶ、プレデザインワークショップ」

担当:
矢野 英樹(情報デザイン学科 准教授)ほか

デザイン基礎のためのワークショップ(コミュニケーション、感覚に基づく観察、アイデア発想・展開・表現)を体験する
試験
16:30〜
17:20

講評

8月3日(土)
1時限

4時限
9:00〜16:10
日本画 プログラム
「手づくり岩絵具による表現の可能性」 

担当:
千々岩 修(絵画学科日本画専攻 准教授)ほか
岩絵具の原料である鉱物や鉱石を手に取り、一から絵の具を作る体験を通し岩絵具の本質に触れながら絵の具の成り立ちと絵画の奥深さについて理解を深めます。
試験
16:30〜17:20

講評

ご案内
対象

現職の高等学校[美術・工芸]・中学校[美術]教員優先。小学校[図工担当]も可。

受講料 25,000円 (必修・選択必修領域と併せて受講の場合は37,000円)
定員 30名
備考

・実習の進捗により、終了時刻が前後する場合があります。