また、そのインダストリアルデザインという観点においては、最初期から現在に至るまでアップル社が抜きんでたデザインを行っていることはよく知られている。初めてプラスチック成形されたケースに入れられたパーソナルコンピュータを発表し、ＧＵＩインターフェースを持つ一般向けのパーソナルコンピュータを発売し、デスクトップパブリッシングやマルチメディア、ハンドヘルドコンピーユタの分野においても業界にさきがけ革新的な製品を発表し、またいち早く全ての製品に関して一貫したインダストリアルデザインを採用し製品化している。
アップル社製品の代表作や歴史的背景等を踏まえデザインの変遷を研究する。    平成１３年度においては、日米パソコンの発展初期とアップル社のデザインの初期からフロッグデザインまで（１９７１-１９８９）を調査することとした。
なお、収集した製品群はメディアセンダーの資料室にて展示を行う予定である。単なるパーソナルコンピューターの発展の歴史ばかりではなく、そのデザインの変遷をも同時に見ることができ貴重な展示となるであろう。また、これらの収集された貴重な参考資料はメディアセンダーのコレクションとして収蔵され歴史的にも貴重な資料となる。