2008年5月1日(木) 町田市民病院新病棟、正式オープン!
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2008年4月5日、讀賣新聞にて町田市民病院アートワーク計画の記事が紹介されました。>>記事を読む



■多摩美術大学の取り組み
「町田市民病院 アートワーク計画について」 発足
学長懇談会にて町田市長より多摩美術大学学長が提携依頼を受諾。

2007年3月
○町田市民病院にて病院側、東京造形大学関係者と初会議
○第1回 病院建設現場下見

2007年4月
○プロジェクト決定

2007年6月
○多摩美サイドのプロジェクト立ち上げ
○多摩美術大学、4フロアの担当決定
○油画大学院生、学部生に向け、プロジェクト説明会を行う
○卒業生への協力依頼
○第2回 病院建設現場下見

2007年7月
○テキスタイル院生参加決定
○病院側に向けて行うプレゼンテーションの日程、場所決定
○第3回 病院建設現場下見

2007年8月
○町田市民フォーラムにてプレゼンテーション実施

2007年9月
○プロジェクト参加学生全員に霊安室扉のステンドグラスのデザインを依頼
○プレゼンテーションに対する病院、市側からの要望について検討、一部プランを変更

2007年10月
○第4回 病院建設現場下見

2007年11月
○ホームページ作成開始
○小児科外来診察室扉のホーロー看板が完成、設置

2007年12月
○小児科外来プレイルーム壁紙完成、設置

2008年2月
○HP公開
○第5回 病院建設現場下見

2008年3月
○担当フロア全作品を病院に設置
○現地作品撮影
○町田市民病院にて、病院関係者、アートワーク計画参加4大学による冊子作成会議

2008年4月
○町田市民病院オープン式典

2008年5月
○町田市民病院、新病棟正式オ−プン
 2006年、町田市が近隣大学との連携による官学共同事業を積極的に行うという方針を発表しました。その最初の試みの一つとして、また市政50周年記念事業の一環として、2007年6月にこの「町田市民病院 アートワーク計画」がスタートしました。

 「市と大学との連携を発展させ、魅力ある町田市民病院を創造する」という市の目的に対し、多摩美術大学としても、「市民病院に於けるアートの役割と可能性」を念頭に、何らかのかたちで“魅力ある病院づくり”に協力できないものかという思いを抱き、積極的に参加することを決定しました。

 病院という場での美術作品の必要性と、これまでとは違う、私たちが実践している美術がそこに存在し得るかどうかを模索し、患者さんやそのご家族、そこで働く医師や看護師ならびに職員の方々に、私たちのアートと出会うことで、そこに新しい有用性が生まれることを理解していただけたらと思っています。

 このプロジェクトには多摩美術大学、東京造形大学、桜美林大学、玉川大学の4大学が参加しています。本大学は、アートワーク対象の7フロアの内、B1F、2F、3F、5Fの4フロアをまかされることになりました。本大学初の、ファインアート系が行う産学官共同研究として、油画研究室が中心となり多摩美独自のコンセプトを打ち出しています。

 この4つのフロアでは、グループ制作という形はとらず、各フロアに設けられた「テーマ」のもと、個人制作の作品を設置する形式をとりました。

 B1F 霊安室回り    「やさしい風」
  2F 小児科外来    「みんな・なかま」
  3F 大講堂・ラウンジ 「新しい風景」
  5F 周産期      「祝福する・祝福される」

以上の「テーマ」で、8月に町田市民フォーラムにて参加者全員のプレゼーテーションを行い、病院、町田市、建築サイドと協議し、環境や安全を充分考慮した“魅力ある病院”を目標に、現在、全力で制作を進めています。

また今回のプロジェクトには、学内の他学科や教職員のみなさんをはじめ、卒業生、外部企業からも多大の協力をいただいています。


プロジェクト監修 野田裕示
絵画学科油画専攻教授

(2008/1/18)



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