メディア・ウォール1900−2000は20世紀のメディアの軌跡を、アート、デザイン、科学、思想、音楽などのジャンルと関連づけて、AV装置、オブジェ、オリジナルプロダクト、パネル、写真、コンピュータ等の複合的なプレゼンテーション・システムを用いてコンコース全体で展開し、メディアの歴史や特性を理解する糸口とするものです。
そこでは20世紀から5年ごとに分けられ、各5年ごとに起こったさまざまな発明、事件、現象、運動、表現などが多様な関係のなかで結び合わされ、見る者がそこに積極的に参加し、知と体験を共有できるようになっています。
ある人はそこから「見る」ことの歴史をたどることができるでしょうし、またある人はそこから「聞く」ことの歴史やコンピュータの進化の足跡をたどることもできるでしょう。メディア・ウォール1900−2000は20世紀というメディアの歴史が繰り広げてきた創造と記憶のショゥケースなのです。