このたび「オマール・ラジョ―視覚の迷宮、彷徨する位相―」を開催いたします。
　オマール・ラジョ(1928−2010)は南米コロンビアの国民的なアーティストであり、国際的にも活躍した巨匠です。彼は若くしてコミカルで風刺的なイラストレーター、画家として活躍していましたが、やがて海外での活動や研鑽を積むことで、幾何学的で錯視効果を用いたオプティカルアートの絵画を制作していきます。オマール・ラジョの作品群はトポロジカルな形象と中南米の伝統的な文様や色彩を巧みに駆使した不可思議な絵画空間や、日本の折り紙や寄木細工に触発された独特な表現世界へと私たちを誘います。
　この展覧会では、最盛期から晩年にかけてのアクリル絵画と版画作品、約50点をお楽しみください。

1.MATEO’S TOY XIII　アクリル、キャンバス　2008年
2.MATEO’S TOY L　アクリル、キャンバス　2008年
3.MATEO’S TOY X　アクリル、キャンバス　2008年
4.Obras en tela: Semilla del sol XXXVI　アクリル、キャンバス　1995年
5.Fosil del fuego: fosil del fuego XX　アクリル、キャンバス　1997年
6.Fosil del fuego: fosil del fuego IV　アクリル、キャンバス　1997年
7.Obras en tela: Samurai XXIII　アクリル、キャンバス　1985年
8.Omikuji X インタグリオ　1975年
9.Haiku XX　インタグリオ　1980年

関連イベント

■ 講演会「オマール・ラジョの生涯と芸術」

• 日　程 7月27日（土）
• 時　間 14：00〜16：00
• 講　師 アゲダ・ピサロ（詩人、オマール・ラジョ夫人）
• 定　員 100人／当日受付
• 参加費 無料 (ただし入館料が必要となります。)

カタログ

オマール・ラジョ―視覚の迷宮、彷徨する位相―

価格：1500円
2013年発行、26.0×21.0cm／80ページ

• 主　催 多摩美術大学美術館
• 後　援 駐日コロンビア大使館、コロンビア共和国外務省
• 協　力 オマール・ラジョ美術館
• 協　賛 コロンビアコーヒー生産者連合会
• 休館日 火曜日
• 入館料 一般 300円（200円）　大・高校生 200円（100円）
  ※障がい者および付添者、中学生以下は無料
  ※（　）内は20名以上の団体割引料金
  ※ 7／20（土）、7／21（日）はオープンキャンパスのため無料