大島 頌太郎
赤線の余白に
私は消されて行く遊郭建築にその空間の魅力と現代の文脈においての間取りの可能性を感じ、現東向島地域の旧赤線地帯において現代への編曲を試みる。
担当教員によるコメント
知識も豊富で理解力があり、そしてとても器用。選んだ題材が極めて濃密で昭和な空気を残す一角のリノベーションだけに、その解釈とアレンジに没頭。ライブな即興演奏のような作品となったのだが、一期一会のその空気感だからこそ生まれた結果として、部外者には伝わりにくい。共有できるはずの既存への解釈と減築、改築、増築へのルール性を追求する前に、ゴリゴリの模型に弾んでしまった感がある。 学外からよく言われる多摩美術大学らしい作品になってしまった。大島の通奏低音が聞きたかった。
教授・松澤 穣
担当教員によるコメント
知識も豊富で理解力があり、そしてとても器用。選んだ題材が極めて濃密で昭和な空気を残す一角のリノベーションだけに、その解釈とアレンジに没頭。ライブな即興演奏のような作品となったのだが、一期一会のその空気感だからこそ生まれた結果として、部外者には伝わりにくい。共有できるはずの既存への解釈と減築、改築、増築へのルール性を追求する前に、ゴリゴリの模型に弾んでしまった感がある。
学外からよく言われる多摩美術大学らしい作品になってしまった。大島の通奏低音が聞きたかった。
教授・松澤 穣