伊東 彩花
花よりも甘い(figureIII)
技法・素材:キャンバス、油彩 寸法:H1818×W2273mm
担当教員によるコメント
ここ一年、自分のテーマを捜し続けて、画面は動き続けた。具象と抽象の間を、いったり来たりしながら、自分なりの画面の在り様を模索していた。その画面の移り変わる様は魅力があり、どこに落ち着くのか楽しみでもあった。こぢんまりとまとまることを良しとせず、描いては壊し、壊しては描くという繰り返しの中で、ようやくこのスタイルにたどり着いた。 その移り変わる様が、人間を描いて壊し、壊して描く中で、その時生じる形のやり取りが、そのまま形となり、それが、自然の生命の循環を、存在をとりまく秩序を表現しているかように見える。全体の空気そのもの、すべてが一体となって巡っている様子が、美しいグレーの色調によって表現されている。
教授・高橋 幸彦
担当教員によるコメント
ここ一年、自分のテーマを捜し続けて、画面は動き続けた。具象と抽象の間を、いったり来たりしながら、自分なりの画面の在り様を模索していた。その画面の移り変わる様は魅力があり、どこに落ち着くのか楽しみでもあった。こぢんまりとまとまることを良しとせず、描いては壊し、壊しては描くという繰り返しの中で、ようやくこのスタイルにたどり着いた。
その移り変わる様が、人間を描いて壊し、壊して描く中で、その時生じる形のやり取りが、そのまま形となり、それが、自然の生命の循環を、存在をとりまく秩序を表現しているかように見える。全体の空気そのもの、すべてが一体となって巡っている様子が、美しいグレーの色調によって表現されている。
教授・高橋 幸彦