Personal Logotype Project

鈴木 千尋

作者によるコメント

身近な人に感謝の気持ちを込め、対象者のイメージを表現した名前のロゴタイプを制作するプロジェクトです。一人一人に出来上がったロゴタイプを直接手渡し、一緒に撮影をさせてもらうことによりダイレクトな反応を毎回もらうことが出来ました。私にとって出来上がったものに反応をしてもらう瞬間こそがものづくりをする上での最大の原動力であり、喜びです。ご協力くださった皆さんありがとうございました!

担当教員によるコメント

1作品でも手間の掛かるロゴマークの制作を40作品も手掛けた鈴木千尋は、グラフィックデザイン学科ならではの醍醐味を活かし切った。ロゴマークと写真と文章を編集構成した書籍作品は、鈴木千尋のアートディレクションとグラフィック能力とを雄弁に総合的に物語っている。タイポグラフィデザインの中でも最も思考力と造形力とセンスが問われるロゴマークは、その表現様式を幅広く変えてそれぞれの人物を彷彿とさせている。対象者の撮影を通し豊かな人間関係を築ける作者が浮かび上がり、伝達することへの深く巧みな計画性が編集と構成から感じ取れる。4年間で学んだ、基本と実験・視覚と触覚・理論と情緒・計画と実行・質と量のバランスがみごとな集大成として卒業制作に結実している。

教授・木下 勝弘

  • 作品名
    Personal Logotype Project
  • 作家名
    鈴木 千尋
  • 作品情報
    技法・素材:タイポグラフィ/Illustrator、Photoshop、InDesign/紙
    寸法:本/H297×W297×T25mm 165ページ(1点) パネル/H297×W297mm(40点)
  • 学科・専攻・コース