-origin-

橋本 真琴

作者によるコメント

動物愛護問題をテーマに制作した。動物愛護の思想の起因は、ダーウィンの進化論などの科学的知識の獲得により、動物と人間の連続性を発見したことだ。形は違えど、私たちは他の動物と同じ祖先を持つ「動物」である。同じ原点を持つ、動物と人間の共通性をイラストレーションと写真を用いて表現した。

担当教員によるコメント

橋本真琴は、ポスター11点と30×30cmの作品集を制作した。テーマは、動物愛護問題である。動物と人間の共通性をイラストレーションと写真で表現している。イラストレーションが動物であり、写真が人間である。この二つの関係を重ね合わせ、人間と動物の連続性を見出そうとしている。それは、ダーウィンの進化論の科学的知識の獲得だと本人は言っている。なにしろ原点を探り出そうとしているところが面白い。金魚と手、鳥の脚と人間の脚、豚の顔と人間の顔、馬のたてがみと人間の髪、といったように暗示の力を使い、根源的な要素を見つけ出そうとしている。

教授・秋山 孝

  • 作品名
    -origin-
  • 作家名
    橋本 真琴
  • 作品情報
    技法・素材:イラストレーション/紙、製図用ペン、Illustrator、Photoshop、デジタル入力、デジタル出力
    寸法:ポスター/H1030×W728mm(11点)本/H300×W300mm(1点)
  • 学科・専攻・コース