境界Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ

青木 香保里

担当教員によるコメント

「境界」と題されたⅠ〜Ⅴまで各2点の計10点の連作。基底材に麻紙、神郷紙、絵絹などを用いて墨を主とした表現である。墨だけでなく空間を素材に応じて会話するようにいろいろ工夫して水にも描かせるように試みているところが興味深い。冷静で黙々と制作する青木さんは言葉少なめであるが常に積極的であり情熱が伝わってくる。素材、技法に研究熱心である。今回の眈々として好奇心旺盛で真摯な作品群は秀逸でありこれからへの期待を抱かせる。

教授・米谷 清和

  • 作品名
    境界Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ
  • 作家名
    青木 香保里
  • 作品情報
    技法・素材:境界Ⅰ/和紙、膠、墨、顔料、銀箔
    境界Ⅱ/絹本、膠、墨、顔料
    境界Ⅲ/絹本、膠、墨、顔料、真鍮箔
    境界Ⅳ/絹本、膠、顔料
    境界Ⅴ/和紙、膠、墨、顔料
    寸法:それぞれH1700×W800mm 2枚1組
    (図版は左よりⅤ,
    Ⅲ,Ⅱ,Ⅳ,Ⅰの順です)
  • 学科・専攻・コース