脱力宣言
木皮 成
担当教員によるコメント
木皮成の演出力は、“場”の観察に依るところが大きい。身体表現をする自身と観客が、時空間を共有するという構造を強く意識させる。観客は、作品が生れ落ちる現場の目撃者であることを、新鮮な衝撃とともに受け取ることになる。作品の題材は、彼自身の生活そのものなのだと見せながら、フェイクドキュメンタリーなのだ。大前提としての虚構がありながら、表現者と観客が抜き差しならないリアルを共有するという“舞台芸術”の醍醐味を信じるという演出力がある。
教授・加納 豊美
- 作品名脱力宣言
- 作家名木皮 成
- 作品情報パフォーマンス 45分
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