自分で考えて決めるワークショップ

岡本 祐樹

作者によるコメント

選択肢の多くなっていく社会で、納得できる選択をしていくために「自分で考えて決める」という主体性が重要となります。誰かのためにデザインすることを通して、こどもが自分で考えて決める楽しさ・達成感を獲得し、主体性を持つきっかけとなるワークショップを提案します。
実施するために右記のサイトにて、このワークショップの趣旨・必要な材料の準備や実施のHow to・資料のダウンロードを行っています。是非ご覧下さい。
http://cushionws.webcrow.jp

担当教員によるコメント

このテーマは自分自身の体験と現在の子供たちとの共感のポイントを探る
行為から、今の時代を理解し、その中に潜む真の問題発見に到達したという大変意義深いものである。子供たちが問題に直面したとき、自分の力で解決に向けて歩みだすには何が必要なのか。現在の子供たちの抱える特有の問題とは何か。教育は多様化している一方で格差も浮き彫りになった今、学校教育の果たすべき役割について再考した大変意義のある提案である。学校内で実施が出来て、地域性を加味してアレンジできるようにデザインされたワークショップは、WEBサイトでその方法を公開し、多くの子供たち、家族と育まれる。プロダクトデザインを学んだ学生ならではの発想力が、横断型のアプローチと表現力を活用し、現代社会の要請に見事に応えている。

准教授・大橋 由三子