杉岡 みなみ
牡蠣
技法・素材:高知麻紙、墨、胡粉、水干絵具、岩絵具 寸法:H1303×W1620mm
担当教員によるコメント
杉岡さんは海や水に関連した作品が多い。卒業制作も「牡蠣」を描いた。水中の嫋やかなゆらゆらした雰囲気の表現は巧みで、前々から紙や墨に興味を抱き、研究してきた成果だと思う。100号に牡蠣のみのモチーフで画面の中央に位置しているが、実際の牡蠣より繊細で、まるで水の中に柔らかいシフォン生地を纏ったトルソーが浮いているようだ。彼女の作品には水の柔軟な性質が随所に表現されていて、その事はこの卒業制作以前の作品にも共通していた。水性の日本画の画材を選び、そして水を描く。杉岡さんの嗜好は全てが水性の物のようだ。素材の研究を熱心にしている彼女の次の作品も水に関係しているものだろうか?今から楽しみだ。
教授・宮 いつき
担当教員によるコメント
杉岡さんは海や水に関連した作品が多い。卒業制作も「牡蠣」を描いた。水中の嫋やかなゆらゆらした雰囲気の表現は巧みで、前々から紙や墨に興味を抱き、研究してきた成果だと思う。100号に牡蠣のみのモチーフで画面の中央に位置しているが、実際の牡蠣より繊細で、まるで水の中に柔らかいシフォン生地を纏ったトルソーが浮いているようだ。彼女の作品には水の柔軟な性質が随所に表現されていて、その事はこの卒業制作以前の作品にも共通していた。水性の日本画の画材を選び、そして水を描く。杉岡さんの嗜好は全てが水性の物のようだ。素材の研究を熱心にしている彼女の次の作品も水に関係しているものだろうか?今から楽しみだ。
教授・宮 いつき