TwinClock

香取 有美

作者によるコメント

時計がある場所、つけている場所というのは技術が進歩した現在でも昔と変わらないままでいます。これは、必要な時にどこでも出現することのできる光の時計の提案です。光は本来ものを見るために必要な要素であり、その性質と時計を組み合わせました。

担当教員によるコメント

香取有美はアートディレクションAのクラスに在籍し、3年次から課題の本質に目を向け、ビジュアルで解答を示すことに熱心な学生でした。「何を」デザインするかについて、意識の高い学生であっただけに、卒業制作のテーマ決めに時間がかかり、長く話し合いました。しかし、見つけた後は、自分のペースで制作を進め、コミュニケーション・デザインとして見事に展開してくれました。人と時間(時計)の新しい関係を、夢のあるデザインで示してくれた点に、当作品の価値があります。実際に空間に映し出すことができる新しい時計をデザインし、メディア展開も適切に行っています。デザイナーは、自らの領域を拡大するプレイヤーであるべきで、そのようなタイプの人材として評価しています。

教授・山形 季央

  • 作品名
    TwinClock
  • 作家名
    香取 有美
  • 作品情報
    技法・素材:ActionScript3.0、Illustrator、Photoshop、After Effects、Flash、プロジェクター
    寸法:ポスター/H1030×W728mm(12点)、本/H420×W297mm、映像/1分30秒、
    プレゼンボード/H729×W148mm
  • 学科・専攻・コース