大島 瑠璃子
曄滉
技法・素材:水性木版 寸法:H60×W90cm
担当教員によるコメント
「私の作品のテーマは水です。—中略—私は全ての(生命の)源とも云える水に対して母体に抱かれているような安らぎや癒しなど、どこか懐かしさを感じます」と作者は語っているが、この作品の魅力は、説明的な要素の一切を排除して水面のゆらめきを描き切る事で“水”の持つ生命力と「安らかな癒し」を表現し得ているところにある。オーソドックスな木版水性摺り、「彫って摺る」だけの技法であるが、丸ノミによる痕跡を生かした表現が美しい。2版を使って更に1版は2度摺りするなどの工夫を加えて墨一色の表現に動きと深みを与える事に成功している。単純にみえて奥深い仕事と思う。
教授・小林 敬生
担当教員によるコメント
「私の作品のテーマは水です。—中略—私は全ての(生命の)源とも云える水に対して母体に抱かれているような安らぎや癒しなど、どこか懐かしさを感じます」と作者は語っているが、この作品の魅力は、説明的な要素の一切を排除して水面のゆらめきを描き切る事で“水”の持つ生命力と「安らかな癒し」を表現し得ているところにある。オーソドックスな木版水性摺り、「彫って摺る」だけの技法であるが、丸ノミによる痕跡を生かした表現が美しい。2版を使って更に1版は2度摺りするなどの工夫を加えて墨一色の表現に動きと深みを与える事に成功している。単純にみえて奥深い仕事と思う。
教授・小林 敬生