中川 佑梨
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技法・素材:リトグラフ 寸法:H57×W77 cm
担当教員によるコメント
中川の制作工程は、映し出された画像自体が意味を持つことを恐れ、あくまでも任意に画像を選出するとことろから始まります。選ばれた画像を出力し、それを細く切り刻み、再度編み込んで元に近い状態へ戻すというモチーフ作りの工程が、彼女の作品のイメージを作り上げる行為として重要な要素になっています。それはドットの連なりとなる信号の世界の様にも見えます。実態のない信号を可視化しイメージを見出すことの出来る画像は、それ自体が質量を持っているわけでもなく、たとえどんなイメージがそこに提示されようとも、それは画一的に同一の“画像”であり、“画像”以外の何ものでもないと中川は言います。任意に選ばれた画像は、彼女の手によって、様々な形へと変化し、最終的に版に写し込んだ作品として制作されました。
准教授・佐竹 邦子
担当教員によるコメント
中川の制作工程は、映し出された画像自体が意味を持つことを恐れ、あくまでも任意に画像を選出するとことろから始まります。選ばれた画像を出力し、それを細く切り刻み、再度編み込んで元に近い状態へ戻すというモチーフ作りの工程が、彼女の作品のイメージを作り上げる行為として重要な要素になっています。それはドットの連なりとなる信号の世界の様にも見えます。実態のない信号を可視化しイメージを見出すことの出来る画像は、それ自体が質量を持っているわけでもなく、たとえどんなイメージがそこに提示されようとも、それは画一的に同一の“画像”であり、“画像”以外の何ものでもないと中川は言います。任意に選ばれた画像は、彼女の手によって、様々な形へと変化し、最終的に版に写し込んだ作品として制作されました。
准教授・佐竹 邦子