ZOU

石川 真理恵

担当教員によるコメント

作品を観て、まず最初に感じたのは、ゆったりとした大らかな空間がそこに存在している事である。発泡スチロールで土台を造り、その表面に細かく裁断した布をうめ込みアジア象のフォルムを確認しながら造形している。作者はアジア象に気持ちの安らぎを感じ、それを生きていく上での活力とし、作品を制作していくテーマとした。素材とフォルムが互いに響きあい、作者の生命に対する無言の愛を感じる心なごむ作品となっている。

教授・安倍 千隆