松岡 杏和
初めまして、お久しぶりです
技法・素材:ミクストメディア 寸法:H310×W260×D260cm
担当教員によるコメント
丁寧に仕立てられたシンプルな構造体がベールに覆われている。大作である。一見明瞭に思える作品であるが、鑑賞者は曖昧なもどかしさの中に身を置くことになる。作者の意図がそこにある。松岡杏和さんは個性への懐疑、他者との関係を制作のテーマとしてきた。個性の存在が他者との関係を成立させているにも拘らず、個性への疑念を拭えない矛盾。このことをタイトルが明確に示している。「初めまして、お久しぶりです」耳にすればそれほど違和感を覚えない。論理的な解決を求めるのではなく、疑問をそのままに提示する。答えの見出せないもどかしさの中で鑑賞者である私自身がベールに包まれる。
教授・村井 進吾
担当教員によるコメント
丁寧に仕立てられたシンプルな構造体がベールに覆われている。大作である。一見明瞭に思える作品であるが、鑑賞者は曖昧なもどかしさの中に身を置くことになる。作者の意図がそこにある。松岡杏和さんは個性への懐疑、他者との関係を制作のテーマとしてきた。個性の存在が他者との関係を成立させているにも拘らず、個性への疑念を拭えない矛盾。このことをタイトルが明確に示している。「初めまして、お久しぶりです」耳にすればそれほど違和感を覚えない。論理的な解決を求めるのではなく、疑問をそのままに提示する。答えの見出せないもどかしさの中で鑑賞者である私自身がベールに包まれる。
教授・村井 進吾