木影のいす

岡本 芽生

作者によるコメント

木の影・動きにより、自然の安らぎを感じられるリラクゼーションチェア。普段の日常生活の中にちょっとした自然がある。たとえそれが花や樹木そのものではなく影や動きだとしても、ちょっとした特別な安らぎを与えることができるのではないかと考え、この作品を制作した。

担当教員によるコメント

光をさえぎる木の葉が生み出す影や淡く透過する緑の光、こうした安らぎ空間の再現を指向し、日々の生活を豊かなものにするリラクゼーションチェアの提案である。制作にあたっては、スケールモデル、原寸モデルの試作を重ねデザインの洗練度を高めている。光りが当たることにより、周囲にステンドグラスのような美しい色や影がひろがる完成度の高い作品となった。

教授・武正 秀治

  • 作品名
    木影のいす
  • 作家名
    岡本 芽生
  • 作品情報
    技法・素材:シナランバーコア、檜棒材、麻帆布、麻混み綿布、真鍮製ハトメ、牛革、シナ合板、アクリル板(5mm厚)、IROMIZU(カッティングシート)、竹棒材、スチール製ボール(2mm)
    寸法:閉じた状態/H1100×W800×D90mm、開いた状態/H1100×W800×D80mm