大塚 愛美
KASUMI 〜personal lighting〜
技法・素材:スチールライト、鉄、LED、グラスファイバー 寸法:H1500×W1500×D1500mm
忙しい現代社会を日々過ごす人に向けた、個人の時間を愉しむ為の照明器具。普段の生活に追われる現代の人こそ、一人の時間をもち、自分と向き合う時間が必要である。そこで、そのわずかな時間をより贅沢に過ごすための空間を、照明器具によって造り出す。柔らかなグラスファイバーや繊細な光によって包まれる空間は、そこだけ霞みがかり、自然と自分を開放するひとときをあたえてくれる。
担当教員によるコメント
現代社会において忙しく働く人に向けた「あかりによる癒しの空間」。この作品はプライベート空間のための照明である。我々の日常空間(住宅)の照明といって思い浮かべるものは何であろうか?いわゆる地灯りと呼ばれるような全体照明が主流で、部分照明が使われることは少ないのが現状である。昨今のLED照明の発達によって、さまざまなデザインが可能になっているが、LEDとの親和性の高いファイバー素材を用いて、素材自身のしなり形状と、自然な光のグラデーションを生み出している。一見すると形態的要素に目が行ってしまうが、この作品は天井面への広がり、端部の弱められた光、それらの間接的なあかりによって、ぼんやりと癒しの空間を作っていることが秀逸である。
准教授・米谷 ひろし
担当教員によるコメント
現代社会において忙しく働く人に向けた「あかりによる癒しの空間」。この作品はプライベート空間のための照明である。我々の日常空間(住宅)の照明といって思い浮かべるものは何であろうか?いわゆる地灯りと呼ばれるような全体照明が主流で、部分照明が使われることは少ないのが現状である。昨今のLED照明の発達によって、さまざまなデザインが可能になっているが、LEDとの親和性の高いファイバー素材を用いて、素材自身のしなり形状と、自然な光のグラデーションを生み出している。一見すると形態的要素に目が行ってしまうが、この作品は天井面への広がり、端部の弱められた光、それらの間接的なあかりによって、ぼんやりと癒しの空間を作っていることが秀逸である。
准教授・米谷 ひろし