環状栓
中丸 愛梨
担当教員によるコメント
子供たちが下に落ちているようにも見えるが、上にあがっているようにも見える。そして、その子供の一人がいろいろな状態に移り変わっていくようにも見える。図形は山手線(環状線)であり、線は栓でもあり、蓋をされている状態を表わしているとのことだ。作者の心情をそのまま描いているようだ。だがそこには、同じことを繰り返すここから先にも後にも行けないということではなく、その繰り返しがいつか変わっていく、変わっていっている希望に満ち満ちて見える。そんなかろやかさがある。
教授・高橋 幸彦
- 作品名環状栓
- 作家名中丸 愛梨
- 作品情報技法・素材: 水彩、コピック、キャンバス
寸法:H227.3×W181.8cm - カテゴリー