gyurip

茅野 洋平

作者によるコメント

愛着のあるペンなどと組み合わせ、石膏の硬化時間に握りこむことで、その人の用途にあった自助具を簡易的に作成する。

担当教員によるコメント

gyuripは、脳卒中・リウマチ・加齢などによっておこる自分で食べることが困難な人々を対象に、自分に適した自助具のデザインである。これは、約15分で簡易に安価に自分で制作することができる道具である。また治療の進行に合わせて、その都度作り直すことが可能であったり、普段から使っているスプーンやフォークを使って制作することができる。病院の作業療法士などの専門家だけでなく、使用する本人や家族が自宅でもつくることができる。現状では自助具の機能やデザインが十分に製品化されていないこと、自分の症状に適した自助具を探し出すことが困難であるという問題を解決した画期的なデザイン提案である。

教授・植村 朋弘

  • 作品名
    gyurip
  • 作家名
    茅野 洋平
  • 作品情報
    素材・作品種別:石膏、ゴム(ゴム風船)、発泡剤、水 自助具