おやつにラジオ

森岡 夕貴

作者によるコメント

2015年春にはじめた「おやつにラジオ」。より多くの人にこの番組を聴いてもらえたら…、と思うようになりました。「コンテンツ企画、リリース、運営」の流れを経験すること。在学中にあったらいいなと考えていた広告の形を表現すること。の二つを目標に取り組みました。「想像する楽しさ」「ながらで聴ける」「毎日が少し豊かに感じられる」…。他のメディアにはないラジオの魅力は体験してみないとわからない!五感を刺激する広告はわくわくするだろう!ということで、スイッチを押してコンテンツを聴く、体験型のプロモーションを提案しました。

担当教員によるコメント

ラジオは災害時の情報収集メディアとして底力を発揮するが、ふだんでも車の運転中や手作業に携わるときなどに愛好する聴取者人口はかなりのものだろう。作者はそんなラジオの魅力に早くから気づき、一昨年からは本格的に「おやつにラジオ」という番組をSNSを使って発信している。卒業制作では、その実践的プロジェクトを題材に、20代の女性を対象にしたプロモーションを提案した。大学の最寄駅と大学構内に提示されることを想定したポスターとPOPには番組を聞くことができる仕掛けも含まれ、印刷媒体だけでなく音声も生かしたメディア展開が楽しい。「ときめきを感じる広告の未来を考える」という作者のコンセプトがストレートに伝わってくる。

教授・小笠原 登志子

  • 作品名
    おやつにラジオ
  • 作家名
    森岡 夕貴
  • 作品情報
    番組:15分/回
    ポスター:H728×W515mm
    POP:H210×W148mm