Abbrechen アプブレッヒェン

林 祐里

担当教員によるコメント

詩と作品を対にしてまとめた作品集を見せてもらったことがある。絵が言葉を、言葉が絵をそれぞれに補っていて、からみあって一つのイメージが浮かび上がってくる。そこには、絵と言葉の絶妙なバランスがあった。卒制も同様に、ある思いを、感情を、理念を、それぞれの形に、言葉にして、内面を造形化しようとする試みとして感じられる。それは過ぎ去る一瞬の像であり、感性であり、未来への切望であるのだろう。そこには、どのような言葉が隠されているのだろうか。キャンバスに油彩で描くことより、紙に鉛筆、水彩でもって描くということを選んだ。

教授・高橋 幸彦

  • 作品名
    Abbrechen アプブレッヒェン
  • 作家名
    林 祐里
  • 作品情報
    技法・素材: 水彩、鉛筆、紙、パネル
    サイズ:H100×W300cm