World folk song animation

島野 里彩

作者によるコメント

日本で親しまれている童謡の多くが海外で作られ輸入されてきたものです。しかし日本で歌われている童謡と原曲を比較すると歌詞の内容が全く違っていたり、話の展開が多少異なっています。日本では明るい子供向けの内容として改変されていますが、実際の原曲はその国の時代背景が知れる残酷な内容や、子どもの教育のため内容など様々です。その違いを知ってもらうため、原曲の内容をわかりやすくアニメーションで表現しました。

担当教員によるコメント

本作品は、世界の民謡をアニメーションで表現した作品である。日本でよく知られている海外の民謡には、日本で知られている歌詞とは異なる歌詞で内容も大きく異なるがあり、なぜそのような内容になったのかその国の時代背景なども考えてもらいたいという制作者の願いが込められている。作品は、「線路は続くよ」「こぎつね」「クラリネットを壊しちゃった」の3つであり、どれも日本でよく知られた民謡である。また歌詞の内容だけでなくストーリーとキャラクターの表情などにも力を注ぎ、古い民謡とは思えない独特の世界観がある。世界地図から民謡を選択すると、歌いながら、歌詞をじっくり考えることのできる内容になっている。

教授・楠 房子