消失と形成Ⅱ
坂本 なつ未
担当教員によるコメント
天井から吊り下げられた巨大な7本の和紙、赤いドローイング。坂本さんのインスタレーションは、早春の穏やかな風を孕み、ふくよかな表情を見せてくれていた。一貫して日本画という若干工芸的な様式に留まる事の無かった作者は、何を拠り所としているのか、常にその瞬間に現れる線を追いかけ、自由にのびやかに増幅し、生命感に満ちた表現を行ってきた。不必要な事に媚びる事は無い。ただ気持ちよく、どこまでも行けたら良いと思う。
教授・岡村 桂三郎
- 作品名消失と形成Ⅱ
- 作家名坂本 なつ未
- 作品情報技法・素材・作品種別:コチニール、銅媒染剤、和紙、その他
サイズ:サイズ可変 - 学科・専攻・コース
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