行動展示

中村 暁華音・塚原 沙和

担当教員によるコメント

ダリは、絵画を見ると画家の絵筆の動きが浮かんでくるという。どこからはじめてどこで筆を置いたかがわかるというのである。『行動展示』は、誰でもがダリになれるという試みだ。作品の完成というのは、どの時点なのだろうか。そんなことを考えるきっかけになるかもしれない。あるいは、絵画作品と、インスタレーション、パフォーマンスを組み合わせた『行動展示』という主張にも思える。なにより、大胆さと繊細さとが、床の上で心地よく、混在しているところが魅力になっている。

教授・萩原 朔美