字と図像

高橋 優介

担当教員によるコメント

架空の展示を想定し、その展示を題材に同種のコピーを用いたポスター連作の試みです。それぞれが独自の作風を見せてバリエーションに富んだビジュアル・インパクトを放つ連作は、大胆な試みが許される学生の立場ならではのポスター表現の探求となっています。総十二点のポスターの作風は、広く知られたゲーム・キャラクターを引用したものから、抽象絵画を思わせる純視覚的な表現に至るまでの表現の幅を見せており、その変化に富んだ仕上がりで、作者の高橋君のデザインのボキャブラリーの豊かさを証明しています。

教授・西岡 文彦