太陽 たまご

田代 涼華

担当教員によるコメント

太陽を描いたのであろうか。たまごを描いたのであろうか。淡い調子の色の重なりが、ひとつ、ひとつの思いとなって響き合っていた。それは、はっきりとしたものにはなっていないが微妙な味わいがあり、輝きいでたつものになっていた。太陽を描いたのであろう。そして、それはものごとの始まりとして、たまごなのであろう。描くことにより太陽から始まり、たまごに至ったのであろう。そのような二重の意味がそこに見えている。

教授・高橋 幸彦

  • 作品名
    太陽 たまご
  • 作家名
    田代 涼華
  • 作品情報
    技法・素材:油彩、キャンバス
    サイズ:H181.8×W227.3cm