Re:home, カーのペアワ
井上 瑞貴
担当教員によるコメント
井上さんは制作の手がかりとして、日常の風景や実体験をモチーフにする。画面に塗料をおもいきり塗りたくったり、壊れた物体を貼付けたりする荒々しい行為に、子供のいたずらのような線とカラフルなおもちゃや遊具のなつかしいイメージを重ねて作品をつくる。「Re:home」は激しいタッチの巨大な画面に、遊具の破片が張り付いている。熊本にある実家を取り囲んで起こっていることをモチーフにして、気分の浮き沈みによる色や筆触の変化を受け入れながら流動的に描き進めた。個人的な感情や自分に関わる世の中の出来事、絵画の平面性に対する意識などの色々な要素が一つの画面につめこまれていて、力がみなぎっている緊張感が作品の魅力になっている。
講師・日野 之彦
- 作品名Re:home, カーのペアワ
- 作家名井上 瑞貴
- 作品情報『Re:home』
素材・技法:パネル、アクリル、オイルパステル、プラスチック
サイズ:H288×W334cm
『カーのペアワ』
素材・技法:パネル、アクリル、オイルパステル、プラスチック
サイズ:H130×W194cm - 学科・専攻・コース
- カテゴリー