大城 舞華
The red crowd
技法・素材:リトグラフ サイズ:H65×W94cm
担当教員によるコメント
半年間、タイに留学した大城さんは、帰国後大きく変化しました。元々絵を描くことに人一倍執着を見せる学生ですが、それがかえって表現を硬くしてしまうこところもあり、その克服が課題でもありました。日本とは違う環境でその感受性を伸ばしたことで、目に見えることだけに囚われすぎず、大らかで豊かな色彩を用い、画面に主体を持てるように成長してきたと感じます。作品は、タイの屋台をテーマに、強い赤の印象を実に率直に表現しています。イスやテーブルの細部に囚われず、シルエットと色にリズムを保たせた構成に心地良さを感じます。分版して重ねた赤の膨らみもとても良い。大学院進学の後、今まだ迷いのある問題は、制作を続けることで解決していくことでしょう。今後の飛躍も期待する学生です。
准教授・佐竹 邦子
担当教員によるコメント
半年間、タイに留学した大城さんは、帰国後大きく変化しました。元々絵を描くことに人一倍執着を見せる学生ですが、それがかえって表現を硬くしてしまうこところもあり、その克服が課題でもありました。日本とは違う環境でその感受性を伸ばしたことで、目に見えることだけに囚われすぎず、大らかで豊かな色彩を用い、画面に主体を持てるように成長してきたと感じます。作品は、タイの屋台をテーマに、強い赤の印象を実に率直に表現しています。イスやテーブルの細部に囚われず、シルエットと色にリズムを保たせた構成に心地良さを感じます。分版して重ねた赤の膨らみもとても良い。大学院進学の後、今まだ迷いのある問題は、制作を続けることで解決していくことでしょう。今後の飛躍も期待する学生です。
准教授・佐竹 邦子