卒業制作優秀作品集2018
グラフィックデザイン学科
- TOP >
- 卒業制作優秀作品集2018 >
- グラフィックデザイン学科 >
- 若松 芳
UNRELIABLE EUDAEMONICS(あてにならない幸福論)
イラストレーション
技法・素材:紙、油性マーカー、アクリルガッシュ、Illustrator、Photoshop、デジタル出力
サイズ:ポスター=H1030×W728mm(24点)/本=H594×W420mm(1点)
幸福とは何か、これは人類が追い求める永遠のテーマなのではないでしょうか。日常に潜む小さな幸福こそが真の幸福であることを念頭に、これまでの人生を数え年で数えた、計24枚のUNRELIABLE EUDAEMONICS(あてにならない幸福論)ポスターを制作しました。幸福とは何か、イラストレーションを通して問うことをライフワークにしていきたいと考えています。
担当教員によるコメント
若松芳は「UNRELIABLE EUDAEMONICS(あてにならない幸福論)」というタイトルでイラストレーションポスターと作品集を制作した。彼女のテーマは、幸福とは何かを自分の人生に置き換えて象徴的なイラストレーションを作り上げ自身の24年間を俯瞰した。幸福というとヒルティ(1891年)、アラン(1925年)、ラッセル(1930年)の名著など、それらについて思考した。表現はフランスのキュビズムの画家レジェを研究し、シンボリックな線と色彩を生かした。あまりにもテーマが幸福という誰もが欲しがり「難しい=あてにならない」内容を果敢に挑戦し、具体化することに価値があるように思う。
教授・秋山 孝